活動報告・レポート
2022年10月19日(水)
激励会
和歌山文化協会役員会

二か月に一度開催している和歌山文化協会役員会に出席しました。議題は10月までの各部の活動報告と11月からの活動報告、そして後援名義の承認などでした。僕は茶道部に所属していますが、他の部のことは分かりません。この役員会では各部からの報告を聞くことが出来るので活動の参考になっています。

激励会

支援してくれている皆さんが集まって激励会を開催してくれました。本当に有り難いことだと感謝しています。この会合は和歌山市大空襲の懇談をしたことから「もっと事実を知りたい」「もっとあったことを聞きたい」との思いから会合を行ってきているので、各自が経験したことや学んだことを話し合っています。

本日、僕からは昨日の産経新聞の朝刊に掲載された「世界を変えた樋口陸軍中将」の記事から紹介しました。このメンバーには樋口季一郎中将の功績を伝えていますが、改めて「日本を救った恩人が樋口季一郎氏」であることを説明しました。

記事から引用すると元米軍海兵隊のロバート・D・エルドリッヂ氏は「日本をはじめ、世界の人々は樋口中将に感謝しなければならない。北海道占領で分断した日本を永久に弱体化させるソ連の野望を防ぎ、戦後世界の流れを一人で変えたかもしれない」と記されています。アメリカ人が樋口中将の功績を評価してくれていることに感動しますし、日本人が分かっていないことを残念に思います。

またお孫さんの樋口隆一さんは「祖父がソ連の北海道侵略を止めなければ、日本はウクライナと同じ運命をたどった。今こそ祖父の戦いを冷静に学びたい」と伝えています。

そして前述したエルドリッヂ氏は「偉大な日本の指導者に光を当て、英語で発信したい」とまで言ってくれているのです。この記事を読んで、日本人が樋口季一郎氏の功績を知り、伝えなければ恥ずかしいと思います。

令和4年10月11日、樋口季一郎氏の銅像が故郷の淡路島に建立されました。軍人ゆえに正当に評価されなかった樋口中将ですが、戦後77年を経てようやく評価されることになったのです。わが国の偉人を評価するには、あまりにも長い年月が経過しています。むしろユダヤ人やアメリカ人が、中将の功績を知って評価してくれているのです。日本人として自国の英雄を評価することなく、その名前でさえ埋もれさせてきたことは恥ずかしいことです。

僕も遅ればせながら樋口季一郎中将が日本を救ったことを伝えていますが、その名前を知っている人は極めて少ないと感じています。樋口氏がいなければ「北海道はソ連の領土になっていて、今も返還されずに日本は分断されたままです」と話しています。

本日の激励会で樋口中将の功績とわが国を救ってくれたことを説明したことで、名前を憶えてくれてその功績は理解してくれたと思います。戦後77年を経て地元淡路島で銅像が建立されたことは、ようやく評価される時代が訪れたと思い素直に嬉しく思います。

現代の日本があるのは先人たちの志と行動によるものであり、私達は正しく理解する必要があります。本来であれば「樋口季一郎中将を知らないことは恥ずるべきこと」と思わなければならないと思います。名前を消された原因が戦後教育なのかどこかの圧力なのか分かりませんが、独立国家であるとすれば、偉人の名前と功績は次の世代に向けて伝えるべきです。

民間および樋口中将のことを知った人が功績を伝えているだけで、教育で学ぶ機会、伝える機会はほとんどないと思います。日本に誇りを持つためには、私達は世界が評価しているわが国の偉人の功績を知り伝えるべきです。10月11日、故郷の淡路島でようやく足跡が記されました。多くの人がこの世を去り、戦中戦後の偉人の功績を語れる最後の世代であると思っているので、わが国が現代につながっている偉人達が活動した史実を学び、次の世代に伝えたいと考えています。