活動報告・レポート
2022年10月10日(祝・月)
企業誘致会議
政策論議
政策論議

前衆議院議員の岸本周平さんの新しい事務所開きに出席しました。岸本さんを推薦、支援する皆さんが集まって和歌山県政の将来を語る事務所開きになりました。既に現職の仁坂知事は次期知事選には出馬しないことを明言しているので、岸本さんは有力な候補者となります。リーダーが変わろうとするこの時期は、これからの和歌山県のあり方を考える契機になります。そのため周囲では県政の課題と政策論議が活発になっています。

皆さんが期待している主な取り組みは次のようなものがあると思います。

1.人口減少に歯止めをかけること。そのための取り組みとしてハイテク企業誘致と雇用拡大に期待しています。和歌山市には工業団地のコスモパーク加太がありますが、土地価格が高いことが進出のネックになっています。減額、または賃貸借契約によって進出を促進することも考える必要があります。

2.串本町のロケット発射場と南紀白浜空港の国際線化の活用を図り、首都圏などから観光客の誘致につなげること。

3.公教育はとても大事なので県教育委員会との連携を図り、特色ある人材育成につなげていくこと。

4.再生可能エネルギーの導入と森林資源を活用したカーボンオフセットのしくみを作ること。洋上風力発電の適地性がありますが進展していないので、特に地元に利点のある基地港湾の整備の面では後れを取っています。早期に国に対して情報提供をする必要があります。

5.世界的に需要のある人工衛星の製造工場は有望なので、和歌山県内への立地を推進することが必要です。

以上の項目が、特に和歌山県として取り組むべき政策です。次期の知事の具体的な考え方は示されていませんが、協議を行っていきたいと考えています。国や大阪府南部との連携は関西空港と南紀白浜空港の活用の観点から重要なので「泉南・和歌山バレー」構想を検討したいと考えています。

企業誘致会議

ハイテク企業や人工衛星に関連する企業の誘致に関する会議を行いました。依頼を受けたのは「和歌山県での立地の可能性はありますか」という問いかけへの質問です。これまで和歌山県進出の意向を示していた企業がありますが、「和歌山県に積極的な市政がない」ことから見送られてきた事例があります。進出意向を示しても反応に乏しいことや価格交渉に応じる姿勢がないことなど、他府県と比較して「和歌山県には熱意がない」と言われている始末です。

そのため他県への立地に方向転換した事例があり、記者発表の知らせを受けて残念に思っています。ハイテク企業や先進医療病院、データセンターやホテルなど実にもったいない事例があります。

但し築いてきた人間関係があるので「和歌山県進出の計画は残しています。県の姿勢が変われば進出を検討します」と伝えてもらっています。進出の意向を示した企業の進出協定の状況や、立地計画案を示してもらう度に残念に思っていますが、まだまだこれからです。県にはこれまで先方が「和歌山県に来たかったらどうぞ」と感じてきたことを理解してもらい、県の熱意と姿勢を示して欲しいと思います。

これまでもう何度「和歌山県に拘らない」と言われたことでしょうか。その度に「和歌山県は地政学的にはアジアのゲートウェイであり、空路と海路の両方があるので国際ビジネスに優位性があります」と伝えてきました。「県の体制が変われば考えましょう」と答えをもらっているので、和歌山県の将来に大きな影響を与える企業の立地に向かいたいと考えています。

そのための祝日でしたが都内と連携を取って会議を行い、今年中に道筋をつけることを協議しました。会議の席で、和歌山県で立地する優位性を伝えて一定の理解を得ました。

ピアノリサイタル

和歌山城ホールで開催された宮井愛子さんのピアノリサイタルに行ってきました。演奏テーマは「不屈のベートーヴェン」で、激しい作曲家の魂を感じるような演奏を楽しみました。文化の秋を楽しむことが出来た素晴らしい演奏に感謝しています。宮井愛子さん、本当にありがとうございます。