活動報告・レポート
2022年10月3日(月)
「龍馬World in旭川」と和歌山大会
「龍馬World in旭川」と和歌山大会 「龍馬World in旭川」と和歌山大会

令和4年9月17日と18日に旭川市で開催された「龍馬World in旭川」。台風第14号の影響で参加者が減少しましたが、地元が盛り上げて参加した方からは「良い大会」だと聞いています。やはり全国大会なので、県外から多くのお客さんが来てくれます。お迎えする体制、おもてなしの気持ちを感じたそうです。

地元の旭川市長も大会で挨拶を行うなど、地元を挙げて歓迎してくれたことで「北海道と龍馬との関係」も大事ですが、龍馬を軸とした全国のファンによる交流と意見交換の機会が素晴らしいものだったと報告してくれました。

大政奉還の後は、新政府に入らずに北海道を開拓することを夢に描いていた龍馬についてです。

龍馬が「蝦夷の地に新しい国をつくる」ことを目指したのは、「この国の食料事情を豊かにするため」なのか「ロシアの南下に備えるため」なのか具体的に記されていませんが、必要な情報を得て先見性と行動力のある龍馬のことです。穀物の供給を増やし人々の生活を豊かにすることに加え、ロシアの動向も知っていたに違いないと思うので「南下に備える」ことも視野に入れての北海道開拓の夢だったと思います。

「龍馬World in旭川」と和歌山大会

令和の時代です。この際、龍馬の夢の正体は別にして、旭川市が「龍馬との関係を大切にしていること」が市にとって大事なことであり、地元北海道に伝わる歴史を大事にしていること、それを観光につなげようとしていること。そのために「龍馬会」の全国大会を誘致して「地元に来てもらおう」と考え、行動した結果、この全国大会を開催したことが素晴らしいことなのです。

これが旭川市の力であり地元に熱意がある証拠となります。言うまでもありませんが、龍馬会は全国組織として運営されています。旭川市が「旭川市で全国大会をやりたい」と言ったところで開催地に選ばれることはありません。組織の規則に則って正式に立候補として龍馬会総会で開催地に選出されなければならないのです。

それは決して簡単なことではなく、地元龍馬会の熱意と龍馬との関連性を発信できる企画力と着想、そして龍馬会の役員を説得する力。加えて地元自治体や企業の協力体制が必要となります。和歌山県の「紀州宗光龍馬会」も総会で立候補して令和6年の全国大会開催地に選ばれているので、旭川市が開催までに費やした時間と労力がどれだけ大変だったのかを想像することはできます。

令和4年の旭川大会では、次年度開催の四万十市に大会旗が引き継がれました。四万十市は「来年は四万十市にお越しください」と、舞台と交流会で熱心なアピールをしていたことも聞かせてもらいました。

もちろん「紀州宗光龍馬会」会員が参加して、今年の交流会で「令和6年龍馬World in和歌山」開催の案内チラシの配布と参加の呼び掛けを行っています。

「龍馬World in旭川」と和歌山大会

素晴らしい大会だった旭川大会に劣ることのないように、和歌山県で実行委員会を立ち上げて企画と準備に着手するところです。

和歌山県で龍馬会全国大会が開催されることが決定していますが、簡単に開催が決まったものではないので、和歌山県に対しては地元開催に向けて全面的な協力をお願いする予定です。この大会は全国から人が集まる機会となります。和歌山県のおもてなしや和歌山県観光の魅力を訴える絶好の機会となりますので、和歌山県および観光協会とも連携を図り、今から準備を進めていきたいと考えています。

そして「北海道と龍馬」の関係をテーマにした今年の旭川市と同じように、和歌山大会では「紀州と龍馬」との関係を訴える必要があると考えています。物語がなければ語れるものはないからです。全国の龍馬ファンの心に響く企画にできるかどうかは、和歌山県実行委員会の腕の見せ所となります。どんな見せ方が出来るのかを考えると、とても楽しみになってきます。