県議会一般質問は三日目を迎えています。本日も県政に係る論戦が繰り広げられました。和歌山県にもある日本遺産の保全や今後の活用、南陵高校の問題などが取り上げられ当局の見解が示されました。一般質問は県政が目指すべき方向性を確認する機会でもあり、同僚議員の質疑は県政の課題と方向性を確認できる良い機会となっています。
明日は一般質問の最終日で、明後日は総務委員会が開催されます。総務委員会での質問内容を確認しています。
東京から和歌山市に来てお城の近くのホテルに宿泊した方と懇談したときに聞かせてもらった意見です。
和歌山城はよいお城だね。環境はとても良いので観光資源になり得ると思うけれど、来てもらうには仕掛けが不足していますね。以前から言っているようお城に宿泊することも考えるべきではないですか。先行して松山市ではキャッスルステイも行っています。一泊100万円の宿泊ですが、お城に宿泊できることは特別感があり、インバウンドが再開すれば人気になると思いますよ。
日本人にもヨーロッパのお城に宿泊するプランは人気があるのと同じです。観光客を呼び込むには企画が大事ですから、お城も自然もあるだけでは観光客は来てくれないですよ。考えてください。
と話してくれました。
東京の経営者からの視点はいつも参考になります。投資する側から集客する視点で物事を見ているからです。まちづくりはお客さんに来てもらうため、観光消費をしてもらうための経営だと思います。まちづくりは魅力づくりなので、県外の方々からの視点を大事にしながら考えていいます。
先週末からの三連休、台風第14号が日本列島を縦断しました。被害に遭われた地域、皆さんのことを思うと和歌山市のことだけを言うのは申し訳ないのですが、市内での河川氾濫などの被害は少なくて済みました。
これは国土交通省和歌山河川国道事務所が発足して99年目を迎えているように、長い年月をかけて紀の川の治水対策を実行してきた賜物であると感じています。
本日、国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所長をお迎えして、「紀の川領域における治水対策の動向について」説明をしてもらいました。
これまでの河川管理の概念を崩してくれるような治水対策や、河川の安全機能を高めて地元民との交流ができる空間を創る構想も話してくれました。河川を人と接する空間と切り離すように堤防で囲ってしまうことだけが治水対策ではなく、地元の河川が人々が安心して交流できる場所、活用できる場所であるための考え方を聞かせてくれ、とても共感できるものでした。
例えば、和歌山市内の紀の川沿いに自転車道を整備していますが、そのルート沿いに休憩場所やカフェなどはありません。これでは快適な環境に整備が完了したとは言えません。
自転車道を示す青色の線をつけるだけではなく、その自転車道を囲む空間全体を整備する発想です。河川沿いの空間を、人が集まるような憩いの場所に創りかえる考え方が楽しくないはずはありません。何としても和歌山市内の紀の川沿いは治水対策と共に、河川空間のオープン化を推進したいと思いました。
この河川空間のオープン化に関しては先行している市町があり、和歌山市でもやろうと思えば可能な場所があります。このオープン化の発想と企画力がこれまでなかっただけなので、令和5年は紀の川の整備と改修を始めてから100年目を迎えるにあたって、安全な河川を築き、そこで人々が楽しく交流できるオープン化を目指したいと思います。
ライオンズクラブ335-B地区ガバナー公式訪問が開催されたので出席しました。一年に一度の公式訪問の機会は、ガバナーの活動方針や国際会長の考え方などを聞くことができる大事な例会になります。大きな舞台で活動している人の考え方や活動方針は視野が広いので、自らやクラブの活動を考えるうえで刺激になるものであり、今後の活動に役立つものです。国際的な視点に基づいた説明を聞いた私達が、それによって刺激を受けるか受けないかで、今後の活動のあり方が違ってきます。
ガバナー活動方針を聞いて刺激を受けたのは言うまでもありません。これはライオンズクラブだけではなく他の分野の活動にも生かせるものだと確信しています。