活動報告・レポート
2022年9月19日(祝・月)
台東県の地震
台東県の地震
台東県の地震 台東県の地震 台東県の地震

昨日、台湾の友人から台東県で地震が発生した知らせを受けました。この状況ですが、9月17日夜から18日午後にかけて最大震度6強、最大マグニチュード6.8の巨大地震が発生しています。現地の正確な状況は不明ですが、現時点で1人が死亡、79人の負傷者が確認されているようです。

また3階建ての建物が倒壊、花蓮県にある駅では列車の一部が脱線、2つの橋で橋脚が崩れたことや、広範囲で水道管が破裂していることや停電、山間部では土砂崩れも起きていると聞きました。

台東県は日本で感染症が拡大していった2年前の大変なとき、和歌山県と堺市に対して当時不足していた手袋やゴーグル、雨カッパなどを寄贈してくれました。台東県からの訪問団を受け入れたことに始まった交流があり、その後も継続して僕が懇意にしていたことから「和歌山県で不足しているものを言ってください」と問い合わせを受け、医療用手袋や防護服が入手困難だったことから、代替品として手袋や雨カッパを集めて寄贈してくれたのです。

その時とは2020年4月21日です。台東県から和歌山県に対して、新型コロナウイルス対策への支援として、雨カッパ、ゴーグル、手袋を支援していただきました。これは大阪府知事が、医療用防護服などが不足していることから「雨カッパ」の支援を呼びかけたことに反応してくれたものです。

和歌山県に対しては、雨カッパ5,000着、ゴーグル500個、手袋500個の寄贈をいただきました。

この時の早急な支援、ご厚意に対して僕からお礼状を出させてもらっています。以下にお礼状の文面を記します。

拝啓 饒慶鈴知事に置かれましては、日頃からの台湾と日本、中でも和歌山県との友好のためご尽力賜り深く感謝申し上げます。

2020年5月1日、貴殿から支援物資が和歌山県に届き、新型コロナウイルス感染症対策に対応している職員が受け取らせていただきました。医療現場などで必要なゴーグル、手袋、そして衣服を台東県からの友好の証として感謝の気持ちを抱きながら受け取りました。

この支援物資が届いた知らせを受けて、早速、現物を確認させていただきました。「この時期これだけたくさん集めるのは大変だっただろう」と感じ、感謝の気持ちが溢れました。

これらの支援物資を和歌山県に送付するために、饒慶鈴台東県長自らが作業にあたってくれている映像、写真を報道で拝見しました。知事の「これまでの交流によって結ばれた縁はより一層貴重に感じられる」という言葉の重みと優しさを感じたところです。

贈っていただいた支援物資は、この時だけ使って役割を終えるものではなく、これからにつながる台東県と和歌山県の友好の糧になるものだと信じています。

ようやく日本では緊急事態宣言が解除となり、経済活動も再開し始めているところです。和歌山県においても感染者の増加は収まりを見せ始めていますが、依然として和歌山県の医療従事者は最前線に立ち奮闘いただいているところです。これらの物資が役立っていることに疑いの余地はなく、深く感謝しているところです。

これまでも和歌山県として深い友好関係にある台湾を訪問したことがありますが、残念なことに台東県を訪ねたことがありません。

常日頃から、困難に直面している時に助けてくれる人のことは忘れてはいけないし、感謝の気持ちを持ち続けるべきだと思っていますが、今回のご厚意への感謝の気持ちを持ち続けると共に、時期を考えて台東県を訪問し、知事を始めとする皆様に感謝の気持ちを伝えたいと考えています。

饒慶鈴知事におかれましては、時節柄、健康にご留意され、益々のご活躍を心から祈念しています。お目にかかる栄誉を賜ることを期待しています。

末尾に、未来に続く両県の友好関係が、さらに強固なものとなることを祈念して、心からの御礼とさせていただきます。

敬具

2020年5月22日

台東県政府知事

饒 慶鈴 殿

和歌山県議会議員

片桐 章浩

以上のお礼状を届けさせていただきました。この時の台東県と和歌山県との交流は、台東県の地元メディアで取り上げられています。

今回、台東県が巨大地震で被害を受けたことを痛ましく思いますし、県民の皆さんが無事でいて欲しいと心から願っています。今再び、あの時のご厚情に感謝し、できる支援をしたいと考えています。

その他
  • 昨日の通夜式に続いて告別式に参列させていただきました。感謝の気持ちを込めて心からのお悔やみを申し上げました。
  • 和歌山県の活性化や企業誘致に関して懇談しました。具体化と実現に向けて取り組んでいます。