ワシントンDCから帰国したチャコさんと藤本さんらと会い、懇談の時間をいただきました。オミクロン株の流行のためアメリカから出国することに制限があり、長く滞在を余儀なくされたようです。最近のDCの話を聞かせてもらいました。主な会話は次の通りです。
DCには宇宙や情報関連の事務所がたくさんあります。代表的なのはNACAやCIAなどですが関連産業があり、国内はもちろんのこと南米やアジアの情報もいち早く集まり集積と分析がされています。
チャコさん達は串本町のロケット発射場の説明をしてくれたのですが、英語のパンフレットがなかったため熊野古道と和歌山県観光の英語版パンフレットを渡しただけに終わりました。
そのため「ロケット発射場の英語版を作って欲しいです」と依頼をいただきました。理由は「NASAや宇宙関連産業があるのでPRしなければ商機を逸しますし、ビジネス展開につながらないですよ。和歌山県のロケットのクライアントは2つほどと聞いているので広がっていないように思います。アメリカのロケット市場はご存知の通り、スペースXが年間2,000機を打ち上げる計画があるように競争が激しい市場です。アメリカの民間企業に対して、日本で打ち上げることを働きかけても良いと思います。DCには必要な情報が集まっているので、支局を出すなど連携を行うことは県益につながると思います」。
また南米のガイアナ共和国での油田の話にも言及してくれました。人口80万人にも満たないガイアナで油田が発見されました。それまで南米最貧国の一つに数えられていましたが、海底油田からの原油採掘が始まって以来、アメリカや中国などから投資マネーが流入し始めています。
投資の内訳ですが、エクソンモービルが45%の権益を保有し、残りはアメリカの石油大手のヘスが30%、中国海洋石油(CNOOC)が25%保有しています。この資本比率だとガイアナにお金が落ちないように思ったので確かめたところ「2%がガイアナに落ちています。2%でも最貧国にとっては大きなお金です。近い将来は南米のUAEになると言われています」と答えてくれました。
続けて「残念なことに日本が入れていないのです。韓国もコンサルで入っていますが、日本企業が入れていないのは、人が良過ぎるのか投資機会に恵まれなかった、つまり交渉力がなかったのか分かりませんが、日本は資源を必要としているにも関わらず関係性が薄いのは残念なことです。欧米諸国にだけ遅れているのではなく中国や韓国にも出遅れています」と話してくれました。
確かに、周囲からはガイアナでの油田開発の話を聞いたことがありません。地方では必要のない話かもしれませんが、ガイアナに関する情報が入ってこないことを問題と捉え情報力を強化したいと思います。
外国のことを直接、本人から聞く話は刺激的であり勉強意欲につながります。現地情報という刺激をいただきました。
- 明日の映画「氷雪の門」と稚内市に関する講義に反応をいただいています。情報を知った方から「参加したい」と問い合わせをいただき、参加者が数人増える予定です。有り難いことで明日を楽しみにしています。
- 稲盛和夫氏がお亡くなりになったことから、稲盛和夫氏の功績を「和歌山市に伝えるためお役に立ちたい」との申し出がありました。有り難いことなので、早速対応しています。市民の皆さんの自己啓発の機会になることを考えています。
- 徳島県人会のイベントについて協議を行いました。来月の開催に向けて企画内容を詰めているところです。
- お世話になっている喫茶店を訪問して懇談しました。マスターは「片桐さんは将来、和歌山市のリーダーになる人だと信じています。気合を込めて応援します」と話してくれたことに感謝しています。
- インスタグラムの活用の状況を評価しました。今までの評価に基づいて次の展開を話し合いました。