活動報告・レポート
2022年9月9日(金)
映画作り
葵会での挨拶

葵会役員会が開催されたので挨拶に伺いました。役員の皆さんには挨拶の中で日頃からの支援のお礼と、県議会4期目の議会活動報告と最近の活動を伝えました。直近の県議会ではカーボンゼロや洋上風力発電の推進の議論を交わしたこと、故郷の誇るべき歴史や偉人の顕彰をすることが故郷への愛着を醸成し、県土発展のための基礎を作ることなどを説明しました。特に地球温暖化防止対策とエネルギー問題に関しての活動を詳しく説明しました。

また神武天皇が訪れた地元で口碑として伝えられている太刀ヶ谷神社のお祭りや、陸奥宗光伯歿後125年にあたることなども議会報告で伝え、和歌山県の良いところを知って次世代に継承する活動を行っていることも伝えました。

役員の皆さんには、引き続いての意見交換とご支援をお願いしたところ、会長からは「コロナ禍で総会や支部会などを中止しています。本来であれば総会に来てもらって会員の皆さんの前で挨拶をしてもらうことが本位ですが、それが叶わないことを残念に思っています。役員は全員、片桐さんの活動や思いを分かっています。会員の皆さんに直接話をする機会を設けたいのですが、それが叶っていないことを申し訳なく思っています」と伝えてくれました。

この気持ちを伝えてくれたことがありがたいことです。皆さんに挨拶ができたことを嬉しく思っています。

映画作り

映画の制作や取り組み方の知識はありませんが、映画監督と懇談する機会をいただき、その大変さと楽しさの一端を知ることが出来ました。映画は監督の気持ちをどれだけ込めることができるかによって仕上がり、感動が違ってくるようです。監督の思いをスタッフとキャストの全ての人に浸透すれば、画面の隅々まで心を感じる良い映画になるそうです。

そんな画面の隅々まで心がこもっている映画は、昭和の日本映画のお家芸だったと聞きました。黒澤明監督や小津安二郎監督の映画には日本人の魂が込められているので、映画人、外国からの評価が高く、普遍的な位置づけになっているのです。これらの日本映画はハリウッドのような対策ではありませんが、画面の隅々に至るまで監督の心が込められている点では上回っているとのことです。

「予算でハリウッドに叶わない日本映画は、映画に込めた心で勝負する必要があります。日本の名監督の作品からは心が感じられますが、それが映画界で評価されている大きな要因です。最近の娯楽映画も良いのですが、日本映画はやはり監督からのメッセージを伝える映画でありたいと考えています。理想は監督の心が映画撮影と共に成長していき、その成長の様子が画面から感じられるものです。そんな映画を撮影したいと思っていますし、それが日本映画の良さだと思っています。ハリウッドの技術は高くて予算も潤沢ですから、迫力ある画面やアクションでは叶いませんが、監督が映画を通して心が成長するのと同じように、鑑賞する人も映画を通じて心が成長していくことが日本映画の勝っているところです」と説明してくれました。

監督の話を伺うと、映画は娯楽でもあり監督や俳優が描いている世界に浸り、人生を感じて成長していくものが理想だと思います。

このように精神性の高い映画が日本映画なので、鑑賞する立場としては心に触れる場面を見つけたいと思うのです。監督のメッセージを受け取ることが映画鑑賞の意味だと思います。僕からは日本が誇る偉人なのに、何故かその功績や名前が埋もれている偉人の映画化が必要であることを伝えました。わが国を発展させてくれた偉人を誇りに思える映画製作を期待しています。貴重な時間と懇談する機会をいただいたことに感謝しています。ありがとうございます。