活動報告・レポート
2022年9月5日(月)
ローカル時間の弊害
いきいきシニアわかやま

「いきいきシニアわかやま」役員の方々と懇談しました。紀三井寺ウォークや友ヶ島ウォークの実施結果や下期の行事計画について説明を聞かせてもらいました。これまでコロナ禍の時期も含めて、毎月最低5回は行事を実施してきたことを聞きました。歴史を巡るウォークの他、健康体操、パソコン教室など柔軟な考え方で行事を行ってきたようです。

下期の城下町ウォークや雑賀崎ウォークなど和歌山市を知るための企画があり、地元をもっと知ることができるので楽しみにしています。

本年度の目標として行事参加者を1万人に設定していますが、下期が計画通り実行できたら達成可能な数字だそうです。シニアを元気にする活動を応援しています。

ローカル時間の弊害

首都圏在住の方から「和歌山県は何をしても対応や反応が遅い」と意見提議がありました。それは「和歌山県はローカル時間で動いているようなのでスピードがない。対応速度が遅いために時期がずれてしまうとなるものもならなくなります。東京や世界との標準速度と違うようなので、根本的に機敏さが足りていません。これを改めなければ、これからもチャンスを逃してしまいます」という指摘です。

判断が遅いのは必要な情報が不足していること、世界との人脈が薄いために調査が遅れること、または正確さに欠けることなどがあります。多くの人が欲しているものは、それが世の中に出る前に決められています。一次情報を握っている人にアクセスできなければ、判断できないものがあります。時間をかけてゆっくりと検討している間に、他県に先を越されてしまうこともあるのです。

そのことを県民の皆さんが分からないのは「検討しているだけでやっていないから。形がないから」に過ぎないのです。実は不作為は表面化しないので分かりません。やったことであれば、それが良かったのか良くなかったのか分かりますが、検討していただけで世に出ていないことは、誰にも分からないのです。それが不作為による逸失利益であっても、関わっていなければ私達には分からないのです。

やらないことによる不利益。検討している期間が長くて表面化しなかったことによる不利益。判断しなかったことによる不利益などは決して分からないので、「失政がない」ということになります。やらなかったことで他県に先を越されてしまう施策は、やっていれば和歌山県で実現していた施策かもしれないのです。

これまでの事例から考えて、対応や反応にスピード感を持つことが今の和歌山県に必要なことだと感じることがあります。同じ轍を繰り返さないためには対応の迅速化。そのためには一次情報と人脈が最も重要なことです。

「和歌山県は良いものがたくさんある県ですよ。ただ残念なことに生かし切れていないのです。それは判断の遅さと東京や世界との時間感覚のズレです。これを修正していかないことには、良いものがあっても生かすことはできません。投資する人達は、和歌山県の判断が遅いことを理由に『仕方ないですね』と待ってくれる人はいません。ほとんどの場合、時間を大事にしなければ『他を探しましょう』という結果になっています。それが理解できていないように思います。『仕方ないですね』で終わってしまう仕事は止めた方が良いと思いますよ」と意見をいただきました。

結果を望むなら、ローカル時間での対応は止めることが望ましいと考えます。相手はローカル時間で仕事をしているわけではありませんから、いつまでも待ってくれません。和歌山県が気づかない間に終わっている計画がありますから、今からでも遅くないので標準時間で対応、そして判断したいものです。

その他
  • 栃木国体和歌山県選手団壮行式を行いました。和歌山県予選を勝ち抜いて代表に選ばれた選手団を激励したものです。和歌山県代表として思い切り戦って試合と国体を楽しんできてください。
    栃木国体和歌山県選手団壮行式栃木国体和歌山県選手団壮行式

  • 和歌山県の将来に期待の持てる施策について説明を行い、続けて懇談しました。行き渡っている情報でも伝え方やその人の捉え方によっては事実と異なる場合があります。事実を確認したうえで行動することが大事なことです。原点を抑えながら行動したいと考えています。
  • 再生可能エネルギー導入について話し合いました。地球温暖化防止とエネルギーの供給量確保と価格安定のために大型の再生可能エネルギーの導入は必須です。和歌山県での可能性について協議を行っています。
  • 連合和歌山政策学習会連合和歌山政策学習会に参加しました。これまで議員団と協議を行ってきた、県知事に対する令和5年度の政策提言について報告を受けました。