活動報告・レポート
2022年8月29日(月)
スポーツ伝承館
スポーツ伝承館
スポーツ伝承館

和歌山市には「スポーツ伝承館」があります。ここには誇るべき展示物があります。ここでは和歌山県の夏の甲子園優勝校の紹介や、優勝旗や県内の高校硬式野球部全てのユニフォームが展示されています。

さらに日本人メジャーリーガーの「イチロー選手」や「松井選手」のサイン入りユニフォームや甲子園球場のベンチなども展示されています。和歌山県におけるスポーツの殿堂とも言える存在です。

ここを訪れると「如何に情報をきちんと整理して県民の皆さんに伝えること」が大事なことかが分かります。これまでの歴史を整理して展示することで、和歌山県のスポーツが凄いことに気づくのです。戦前の和歌山中学や海草中学が夏の甲子園で優勝したことを知っている人は多くないと思います。箕島高校や智辯学園和歌山高校の優勝の足跡も伝えられているので、和歌山県の力を示す歴史の多くがここに存在しているのです。

この「スポーツ伝承館」を訪れると、一つのテーマを一か所に集めることの大切さがわかります。和歌山県には故郷の偉人の足跡を全てまとめた展示館が少ないので、県外から歴史観光で来られる方を案内することに困っている人が多いことを聞いています。

スポーツ伝承館

歴史や偉人の足跡を訪ねたいと思って和歌山県を訪れる方から「陸奥宗光さんのことが分かる施設は」「松下幸之助さんを顕彰した会館は」などの声を聞く度に、「さて何処に案内すれば良いのかな」と悩ましています。

最近では「勝海舟と坂本龍馬が和歌山市を訪ねているのでその足跡を訪ねたいし、その時の逸話や話も聞きたい」という要望もありますが、そこには石碑があるだけで、この歴史に残る偉人を語れる足跡はないのです。

勝海舟と坂本龍馬とくれば陸奥宗光伯の登場となりますが、その故郷の偉人を訪ねるところも少ないのです。

令和6年度は「龍馬World」が和歌山市で開催されることが決定しています。このことは坂本龍馬と陸奥宗光伯のことを語り、足跡を訪ねてもらえる絶好の機会となるものです。ところが核となるべきものが存在していないのです。これまでもそうでしたが、偉人の顕彰の足跡を残すための顕彰館の整備は、今後の大きな課題だと捉えています。

貴章会

「貴章会」の一部のメンバーと会合を行いました。和歌山市長選挙が終わり次の政治の舞台は知事選挙、統一地方選挙へと向かいます。現時点における状況分析と私達の活動について協議を行いました。

協議内容は詳しくは記載しませんが、コロナ禍においてやるべきことを「実行していこう」ということです。参加メンバーから「私達が今からやるべきことをやる」と提案があり、役割分担を行い実行に移すことにしています。

その他
  • 和歌山市政の課題について意見を聞かせてもらいました。和歌山市は中核市なので福祉に関する許認可は市役所が窓口となります。和歌山県と和歌山市の権限に基づいて対処していく必要があります。市とのパイプと連携も大事な役割になります。
  • 「コア会」会合を行いました。コロナ禍における活動を前提にしなければならないのですが「できる活動はある」と考えて話し合いました。役割分担を行ったので、次回からさらに具体化させて実行していきます。
  • 和歌山県に必要な施策について協議しました。重点志向にすべきことはハイテク企業の誘致、人材育成に資する教育、福祉の充実などです。可能な時期になれば示したいと考えています。
  • 田中角栄と樋口季一郎。二人の近代日本の英雄の功績を知ってもらうために、やれることを話し合いました。話を交わしていると、その功績が埋もれてしまっている人が実に多いことに気づかされます。