活動報告・レポート
2022年8月18日(木)
令和会
令和会

毎月開催している「令和会」に出席しました。今回は大学生にも声を掛けて参加してもらいました。事前に「令和会」のメンバーには「大学生に参加を呼び掛けています。彼は『シニア世代の生きがい』についての論文を書こうとしているので、皆さんからのアドバイスをお願いします」とお願いしていたこともあり、メンバーの経験を基に彼に論文へのアドバスを送ってもらいました。経験豊かなメンバーの意見は、聞いているだけで勉強になる内容でした。

生きがいは人のため、社会のためになる役割を果たすことです。自分のことよりも人の喜ぶ姿を見ることが生きがいになります。自己の利益よりも他人の利益、つまり他益を求めることが大事なことだと思います。

人生は真っ白なキャンパスに絵をかくようなものです。自由に書くことが出来るので、人の評価を気にすることなく自己満足しても良いのが人生です。自己満足できる人生のためにやりたいことを自由にやることが大事なことです。

「人生のこれからが、これまでを決める」のです。これまでのことは変えることができませんが、これからは自分の意思と行動で決めることができます。人生の「これから」が良いものであれば、これまでの人生の全てが良いものになります。常にこれからが大事だと思います。

周囲の人から頼りにされている、アテにされていることが生きがいです。他人から自分の存在が認められていることが生きる原動力になっています。

人に不愉快な思いをさせてはいけません。必ず自分のところに跳ね返ってきます。誰かに不愉快な思いをさせてしまうと、誰かから不愉快な思いにさせられることになります。

シニア世代になって突然、「社会のお役に立ちたい」「人のために尽くそう」と思って行動する人はいません。現役のときから人や社会のために尽力してきた人が、そのことを継続できるのです。現役時代によい仕事をしていなかった人が、シニアになって社会に役立てるとは思えないのです。全ては継続する力から生まれているので「定年してからが勝負だ」とはならないのです。

現役時代の考え方と行動がシニアになっても継続すると思います。今、活動できる人がシニアになっても活動できる人になるのです。

GDPを上げることが賃金を上げることにつながります。GDPと賃金は相関関係があるので、人として社会の価値を創り出すことに貢献する必要があります。「自分だけよければ」の考えでは喜びを感じられるような生きがいを築けないのです。報酬が全てではありませんが、社会をよくしなければ報酬を受け取れないのです。報酬を得られない生きがいは貯蓄がある人の考えであり、現役のときにある程度の貯蓄をしていない場合、シニアになって社会貢献することは難しいと思います。

日本は高齢社会のフロントランナーです。高齢社会の生きがいを見つけることは世界が体験していない未知の領域であり、日本が模索している状況です。各人多様の生きがいを持っていると思うので、ひとまとめで結論を出すことは出来ないと思います。

シニアが生きがいを持っているかどうかを検証するのは難しいので、論文の対象とするのは生きがいを持って活動している人に絞って代表的な事例として取り上げて、そこから結論を見出す方が書きやすいと思います。

生き方が突然変異することは稀なので、シニアで活躍している人は現役時代に活躍していた人だと思います。現役時代に活躍していた人は大学生にとってシニアと比較して身近なので、大学生も現役で活躍している人を知ることによって、自らの行動変化につなげられるかも知れません。

皆さんからの大学生に向けての意見とアドバイスに感謝しています。

その他
  • 障がい者施設に関する要望を受けたこと。障がい福祉に関わるこの問題に早速、対応しています。
  • 剥離骨折の治療の報告のためにご丁寧に事務所に来てくれたこと。早く良くなることを祈っています。
  • 食と水、そして健康に関する会議を行いました。この三点は関心事項であり健康寿命や日常活動に資することなので、社会に役立つことを検討しています。
  • ZOOMで開催された「龍馬会」近畿北陸ブロック長会議に出席しました。和歌山県の取り組みと、令和6年度に開催予定の和歌山県大会について報告しました。