和歌山縣護国神社で開催された「平和祈念祭」に出席しました。これは終戦記念日の今日、戦火に散った英霊に感謝の気持ちを捧げるための平和の式典です。
宮司さんは「式典での言葉、雅楽演奏の音は英霊に通じていると感じます。最初に御霊をお呼びしますが、この場所に来ていることを感じますし、私達の平和の祈りや平和を祈る音楽を聴いてくれていると思います」と話してくれました。
そして「戦火に散った英霊に感謝の気持ちを表すために集まってくれたことに感謝しています。毎年、終戦記念日に開催していますが、この平和祈念祭を通じて感謝の気持ちを捧げることを忘れるようでは、この国は滅びてしまうと思います。現在、ロシアがウクライナに侵攻していますが、こんな時だからこそ世界平和を考える機会にして欲しいと思います。ロシアのように果たして武力侵攻によって平和が保たれるのかを考えて欲しいと思いますし、私達が平和に祈りを捧げていることの意味も考えて欲しいと思います。この国を護ってくれた人たちのことを忘れてしまうと、この国の平和は崩れてしまいます。命を賭して国を護ってくれた人がいることを忘れないで欲しいと思います」と私達に語ってくれました。
和歌山縣護国神社では、戊辰戦争から大東亜戦争までの困難に殉じた和歌山県出身の神霊36,669柱命が御祭神となっています。尊い命を賭してわが国を護ってくれた人達に感謝の気持ちを捧げ言葉を伝えてきました。
「平和な現代日本の礎を築いてくれた皆さんに感謝しています。この国の平和のために今の時代を私達が護ります。安らかにお眠り下さい」
そして平和祈念祭では雅楽演奏と巫女さんの舞もありました。「舞は見事でしたね」と宮司さんに伝えると、この舞は靖国神社で習ってきたことを聞かせてもらいました。
神霊が降臨されて神職、そして私達と「平和を護ること」「平和な世界を託したこと」などの会話を交わせるひと時となりました。蒸し暑さの中でしたが、英霊の訪れとともに涼を運んでくれたように感じる微風を感じました。氣配というものがありますが、日本人は特に敏感だと思います。
私達は空気の中に潜んでいる氣配を感じる瞬間がありますが、宮司さんが感じたように神事のときに氣配を感じた方もいらしたと思います。氣配を感じたときに思ったことが英霊との会話であり、私達の言葉によって安心してもらえたと思います。
記念式典が終わるとき、氣配がそっと消え去ったように感じました。令和4年の夏、平和な日本を観て安心してくれたように思います。来年の夏も英霊とこの国の平和を語り合えることを願っています。
最後に宮司さんから「たった一言気持ちを伝えることが平和の祈りになります。一年に一度だけでも良いので、感謝の気持ちを伝えてくれたことに感謝しています」と挨拶をいただきました。
平和を願う気持ち、平和を祈る気持ちは、言葉を形容しなくても一言で通じるものだと思います。当時のことを知らない私達は、感謝の気持ちを伝える以外にできることはありません。感謝の気持ちを伝えるために護国神社を訪れる。この行為が気持ちを伝えることであり平和を願うための行動で尊いことだと思うのです。
終戦記念日の平和祈念祭に出席できたことを嬉しく思っています。式典では令和会のメンバー、自衛隊和歌山地方協力本部の方々とも会い言葉を交わすことができました。ありがとうございました。