和歌山市内にも夏祭りが戻ってきました。屋台などの出店を少なくして接触密度を低く抑えるようにして開催されました。暗くなるまでたくさんの人が夏祭りを楽しんでいる様子がうかがえました。
そしてゲストシンガーとして「HoneyGOLD」が来てくれ、約1時間のライブを行ってくれました。屋外のライブなので歌って踊って暑かったと思いますし、何よりもライブの準備が大変な作業だったと思います。約1時間のステージを実現するためには、多くの人の応援と時間がかかっていることに改めて氣づきます。ステージは約1時間と一瞬ですが、そのためにかけた時間と関わった人の数が総合的な価値となります。
「HoneyGOLD」も3年も続くコロナ禍の下、イベントの中止やコンサートの延期などでファンとの交流や思うような活動ができていない時期がありました。本来の創作活動ができないことに悩んだ時期もあったと聞いていますが、「歌はみんなを幸せにすることができる。音楽があることの幸せを伝えよう」と感染症の中で希望を見つけて音楽を届けてくれています。そんな気持ちが宿した、これまで以上に心温まるライブへと変化しています。
ファンを大切にしている「HoneyGOLD」なので、どのライブ会場に行っても関西各地からファンが集まってきます。そんなパワーアップしているメンバーが和歌山市に来てくれました。夏祭りがヒートアップしたのは言うまでもありません。
さて昨日の「ディズニー・オン・アイス」の案内も同じでしたが、行事の中で見えないところで関わってくれた人がたくさんいます。バスの手配、積み込みの準備と袋詰め、バスへの配送、小学校との調整や教育委員会への挨拶、チケットの手配、毎日の出欠確認、PCR検査の実施など、一人でも欠けたら安全に、そして企画通りに楽しく実施できていなかったのです。
一つのイベントやステージだけではなく仕事も政治も多くの人が関わって成り立っているのです。そんなことを思いながらライブに参加しました。
「HoneyGOLD」は夏祭り用の歌と子どもさんも楽しめる歌を用意してくれていたので、祭りとしてのライブが盛り上がっていきました。コンサートホールでのライブとは違う選曲と盛り上げ方をしてくれていたのは流石です。
お盆の時期に実施されている夏祭りや盆踊りですが、ここ数年は夏の風景ではなくなっています。今日、夏祭り開催と多くの人が参加してくれたことで、以前は当たり前だった光景が蘇りました。暑くて疲れていても、この瞬間だけは涼を楽しむことができる「日本の夏」という感じがしました。
会場には友人もたくさん来場していたので、夏祭りの雰囲気と会話を楽しむことができました。夏祭り開催の準備に携わってきた皆さん、運営に携わってくれた皆さん、「HoneyGOLD」とスタッフの皆さん、会場で一緒に楽しめた皆さん、令和4年夏を迎えられていることに感謝しています。参加した私達を楽しませてくれた皆さんに感謝しています。
朝から暑い日となりましたが、皆さんのところに挨拶に伺いました。皆さんからたくさんの話を聞かせてもらうことが出来ました。
「暑くても田んぼに出ています。世話をしなければ収穫できませんから、暑いとは言っていられません。」
「子どもが『有事学習会』に参加しました。親として良い経験をさせていただいたと喜んでいます。人前で話をすることを経験して、子どもは人前で話すことの難しさを感じたようです。帰って来てから落ち込んでいました」と話してくれました。
僕からは「そんなことは全くないです。僕は会場で先生にも伝えましたが『僕が高校生だったら、今日の生徒のように人前でプレゼンするなんてできなかったと思います。緊張したと思いますし自信も持てていなかったと思います。今の高校生は本当に優れていると思います』」と言いました。落ち込む必要はなく「有事学習会に参加したことに自信を持ってください」と伝えました。経験は人を大きくさせてくれます。「有事学習会」もそんな経験になることを願って企画したものです。
「人一倍、話が好きだった人ですから、今日、片桐さんが来てくれたことをきっと喜んでいます。今頃『片桐さんが来てくれたなら話がしたいなあ』と思っているのではないでしょうか。ありがとうございます」と話してくれました。