参議院議員選挙の投票日なので、投票所にて投票を済ませてきました。今朝の朝刊で15歳の学生が「投票に行きたいけれど選挙権がない」という投稿が掲載されていました。「街頭で候補者に会えたら当たり、法定ビラをもらえたらその次、何もなければ外れ。集まったビラを読むと信条が分かるし、デザインの違いもあるので楽しくなる。選挙に行かないともったいない」のような内容でした。
投票権は日本国憲法により日本国民に与えられた権利ですから、行使することがこの国の民主主義を護ることになります。棄権することは権利の放棄ですから実にもったいないこととなります。参議院議員には6年間を託すことになりますから、政治参加しないことは本当にもったいないことです。
僕がまだ20歳代の頃、当時の参議院議員選挙全国区に足立良平さんが立候補したことを覚えています。その時初めて、会ったことのある身近な人が参議院議員に出馬したので、懸命に応援しました。その結果、見事に当選して参議院議員として二期を務めて参議院の舞台で活躍してくれました。投票に行ったとき、そんなことを思い出していました。
今回も選挙権という権利を行使したので、選挙に参加した結果を楽しみに待ちたいと思います。
投票を済ませた後にT事務所を訪ねました。目的は参議院議員選挙後の県政のあり方について協議を行うためです。年内に和歌山市長、和歌山県知事選挙があり、リーダーが誰になるかによって県の進む道が違ってくることになるからです。
Tさんは「リーダーが誰になるのかは県民にとってとても大事なことです。政策によって和歌山県や市の将来が違ったものになるから、このふたつは大事な選挙であり政策、公約を聞いて選択したいと思います。当然、和歌山県の将来に希望の持てる政策を掲げた候補者を選びます。当たり障りのない公約をどれだけ掲げても意味はありませんから見極めます」と話してくれました。
続けて「先日、紹介した東京から来てくれたNさんが言っていましたよ。Nさんは『私もこれまでたくさんの議員と会っていますが、片桐さんはこれまで会ったことがない怪物だね。彼と話していて分かりました。和歌山県にこんな怪物がいるとは思わなかったよ』と話していたよ」と話してくれました。これはお褒めの言葉と受け取っておきます。
また丁度、一昨年に大学を卒業した20歳代の人が事務所を訪ねていたので選挙の話も交わしました。「今は就職したので大阪にいます」ということでした。地元大学を卒業した後に大阪で仕事をしているのが和歌山県の現実を表しています。
和歌山県にとって最大の課題は、学生たちが思っている働ける会社をつくる、そして誘致することにあります。学生が仕事で地元に留まってくれないことには、県の将来性は感じられなくなります。この課題は以前から解消されないままで来ています。本格的な施策を実行しなければ、この先も和歌山県の立場、存在価値は今と変わらないままになります。
この日、フェスティバルの関係者が「和歌山県に残っている人は、和歌山県のことが好きな人だと思います。だから自分が生きたレガシーを和歌山県に残したいと思っているはずです。それは他人がやり遂げてくれるものではなく、最初から自分が関わっていなければ自分が満足できるレガシーになりません。そのきっかけを作ろうじゃないですか。私達ならどんなことでもやれるので、まずきっかけを作りましょう。きっかけさえあれば、みんなが参画して和歌山県に残せるものを完成させられるのです。それはずっと続くまち興しのイベントでも良いですし、仕事で関わって計画を仕上げられたと思えるものでも良いのです。もう悠長に構えている時間はありませんから、和歌山県を創るために動きましょう」と話してくれました。
和歌山県にとって令和4年と令和5年がとても大事な時期になります。今の時期にきっかけを創り出すことが将来を明るいものにします。極論ですが、この機会を逃すと将来の展望は開けません。和歌山県を支え盛り上げてレガシーを担う人と、和歌山県のリーダーが一体となり、将来展望の開ける施策をやり遂げる体制を整えたいと考えています。