令和4年6月20日から和歌山市花山の交差点への侵入方式が変更になっています。側道から国道へ侵入するための信号が撤去されているので戸惑いの声が届けられました。
この道路から国道に侵入するときの信号が撤去されて、一時停止に変更されています。交通量が多い道路なので「あの信号を撤去してしまうと国道に入れないのではないですか」と思っている人が多いようです。
確かに国道の渋滞がひどいので国道の車が流れるためには、赤信号の時間を短縮する必要があります。つまり側道から国道に侵入する道路の信号を撤去することになったようです。事前に地元自治会への説明やビラでの周知などをしたようですが、「知らなかった」「交差点が危ない」「信号がなくなっている」「直進車と接触しそうになった」など皆さんからの声が届きました。
そこで警察に問い合わせをして当該信号が撤去されたことを知りました。知らなければ危険な感じがするので、夕方、現地の確認を行いました。国道に侵入するために一旦停止をしている車が数台並んでいて侵入するのに時間がかかっていました。一日の現地確認で十分な把握には至らないと思いますが、この付近の朝夕の渋滞時に侵入することは難しい状況にあると感じました。
警察には「信号を撤去した道路の状況を数か月程度把握して、危険な道路になっていないか検証をお願いします」と依頼しました。道路の形状が変わると、その道路に慣れるまで危険な感じがするものです。早期周知と検証をするよう考えています。
都市開発と道路が傷んでいる問題、これからの県政の課題と事業者が必要とする運転資金の問題、私立学校の問題などに対応しました。
この中で道路の傷みの問題とは、昭和の時代に住宅会社が開発した団地内の私道が傷み始めている事例が多くなっていることです。和歌山市内では、当時、住宅会社が住宅開発をした地域の道路を市道に移管していないところがとても多いのです。
市道に移管していなければ、道路が傷んでも市の財産ではないので補修対象になりません。私道は私道なので所有者が補修する必要があるのです。問題はこの問題に該当する団地の皆さんが「市道に移管されていないことを知らない」「私道でも和歌山市が補修してくれると思っていた」という人が多く、度々問題になっています。
私道を市道に移管するためには、移管対象の道路が傷んでいないことが原則です。しかも私道周囲の住民全員の移管に関する同意書の提出が求められます。道路の補修には相当の費用が必要となりますから簡単ではありません。
昭和時代の団地で私道のまま放置されている道路に傷みが発生し、その補修を市役所がしてくれないなどの問題が発生しています。
コロナ禍にあって、事業を継続するための運転資金に困っている事業者は多数あります。しかし困っている事業者ほど金融機関から融資を受けることが難しいので、仕事の依頼があっても資金が不足していることから受けられない状況にある会社があります。材料費や人件費が不足するので、受注を受けられない問題が発生しています。受注を受ける予定の材料費や人件費分の融資を受けられるなら仕事は回っていくのですが、資金不足で受けたいけれど受けられないこともあります。比較的創業してから期間の短い会社にはよくあることですが、この時期を乗り越えなければ売り上げも伸びませんし、会社も伸びません。苦しい時期を支援してくれるのが地方の金融機関ですが、現状は必ずしもそうではないようです。
このような事業者の資金繰りへの対応は、和歌山市内においては最も難しい問題のひとつです。毎週、比較的、月曜日は相談事項が多い日なのは週末に問題が起きたので週明けまで待っているからだと思います。社会生活をしていると困りごとはなくなることはないので、状況を聞いて現地調査を行い、事例の研究も含めて対応しているところです。