活動報告・レポート
2022年6月21日(火)
県議会閉会
県議会閉会
県議会閉会

令和4年6月県議会が全ての議案を可決して閉会しました。十分の審議と議論を交わしたこともあり、補正予算案や条例改正案など全会一致で可決することができました。また人事案件も全員賛成で可決、6つの意見書も可決して最終日を終えました。

この議会を振り返ると、和歌山県の将来のために新産業の誘致と投資の必要性を提言しました。現状から考えると県内への大型の投資案件は不可欠で、投資の呼びかけとそれを受け入れる県であることが必要です。

ある人は「和歌山県は何かと人間関係に引っ張られている県なので、道路建設、開発や仕事が進まないと思います。都会では人間関係がドライなので人のことは言いません。まして知っている人のことを悪く言うひとはいないのでやりやすいと思います。但しやりやすいとはドライな人間関係の表れなので、住みやすいとも言えないのです」と話していました。

和歌山県が住みやすいのは、多くの地域で周囲との人間関係が出来上がっているからです。その良い面と悪い面があるのです。一度、外の空気を吸ってみると隣の人や友人は味方であり応援してくれる仲間であることが沁みてきます。周囲の人や友人を批判することや、人に悪口を言うことの無意味さを感じることになります。多くの場合、悪口を言われる人は「相手にするのが馬鹿らしい」ので相手にしないか言い返さないだけです。何も低いレベルに合わせる必要はありません。

県外の人と会議、懇親をする中で、県外から見た和歌山県の特性に共通していることに気づいています。それは陰口、悪口そして批判です。決して地域の発展につながらない要因ばかりであり、言っている人は信用をなくし、言われる方は馬鹿々々しいこと、レベルを下げたくないので応戦しません。地域の活力を失わせるのに十分なことが根っこにあるのかもしれません。

県議会で政策を提言したり、実行するための方策を協議していますが、具体化するに連れて止まってしまうのは内面の問題があるかもしれません。全体を良くするための施策であっても、資源の配分や予算面から一気に進めることはできません。段階的に進めていくことになりますが、自分の地域よりも誰かの地域が先に良くなることを良しとしない雰囲気も時々は感じます。これは珍しいので、県外の人は挙って「和歌山県の特性」ということになります。和歌山県発展のために称え合い、褒め合うこと、笑顔で話をすることが必要です。褒めることができる人と人の悪口が得意な人を比較すると、人間としてのレベルに差がありますし、地域の品格とレベルを落とすことになっています。

政策論議の中での批判は進歩させるために良いことですが、自分が正しいと自己暗示にかかり、主観で物事を言う人とは話になりません。議会で議論することは県政を前進させていると思っています。そこには個人批判はないからです。せめて県外の人から笑われないように言動に注意したいものです。

日米親善コンサート
日米親善コンサート

和歌山城ホールで「日米親善コンサート JAZZの夕べ」が開催されました。演奏は米国空軍太平洋音楽隊で、コロナ禍などで閉塞感のあるうっとうしい空気を吹き飛ばすような、軽快な演奏を聴かせてくれました。

和歌山市内で米国空軍太平洋音楽隊の演奏を聴けることは、これまで多くの人と和歌山県の歴史が関わっているからです。人間関係と和歌山県と米国空軍との間にある歴史の積み重ねによって実現した企画です。和歌山県と米国空軍との歴史とは、1945年に米軍機B29が龍神村に墜落したのですが、その米国空軍の搭乗兵を弔ったこと、そして慰霊碑を建立して毎年、追悼式を実施していることです。

楽しいコンサートのひと時をプレゼントしてくれたビッグバンドに感謝しています。ありがとうございます。