本日、県議会定例会で一般質問を行いました。今回も多くの皆さんに県議会にお越しいただきましたこと心から感謝しています。議場に皆さんの姿を拝見することで気持ちが入り、応援力は一般質問の支えになります。また知事を始めとする関係部長にも民意の関心度合が伝わるので議場の緊張感が違います。
登壇したとき議場を眺めるのですが、多くの皆さんが議会に来てくれたことを誇りに思いますし、気持ちが入ると共に発言を後から支えてもらっている気持ちになっています。応援力という表現がぴったりの中、議場で質疑を行えたことを嬉しく思います。
皆さんに支えられてこの場に立っていられること。一般質問を聞くために県議会に来てもらっていること。全ては当たり前のことではなく恵まれた環境の下で役割を果たせていることに感謝するばかりです。こんな機会をいただいているのだから、県政の一端を担わせてもらっている間に将来の発展の先鞭をつけたいと思うばかりです。そんな気持ちを抱いて議会で一般質問を行いました。
この気持ちが皆さんに届いていることを願っています。
今回、一般質問した項目は次の通りです。
1.新産業創造について
(1)洋上風力発電の取り組みについて
・情報提供以降のプロセスについて
・保全推奨エリアの考え方について
・日本版セントラル方式について
・洋上風力発電に関する知事の考えについて
(2)データセンターについて
・データセンターの誘致について
・県における行政情報のクラウドストレージ化に対する認識について
2.学校法人南陵学園の問題について
(1)末松文部科学大臣の発言について
(2)学校法人南陵学園に係る問題への対応、及び静岡県に対しての働きかけについて
(3)就学支援金を約束の期日までに返還しなかったことなどについて
(4)令和3年度の学校法人の調査結果について
(5)生徒を守っていくための対応について
以上の項目について知事、商工観光労働部長および企画部長と質疑を交わしました。今回は経済と雇用、そして投資を促すために新産業を誘致することを提言しました。ただ従来の議会とは少し違い、激しい議論にならなかった感覚がありました。本来、仁坂知事は知事としての立場で主張を、僕の感覚ですが自信をもって「押し込んでくる」人なのです。ところが今回は答弁の押し込みが弱くて「おやっ」と思いました。僕の提言や意見に対して、そう思うなら強い気持ちで賛同の気持ちを伝えてくれますし、そうでなければ行間を読み取るとやや強気に攻めてきます。
その質疑に醍醐味がありますし、どんな答弁をしてくるのか緊張感と楽しさがありました。残念ながら、今日、それが欠けていたように感じました。学校法人南陵学園の問題に関しても、普段の知事なら「けしからん」と強い口調で非難すると思いますが、今回はそんな感覚はありませんでした。
一般質問の醍醐味は、公の場で知事と差しで勝負できることにあります。お互いの議論で勝負している感覚を味わいながら質疑を交わすのです。知事とは16年間、一般質問を通じて勝負を楽しんできました。この議論の中から少しだけですが16年前よりも県政を進めてきたと思っています。
今でも、議会の一般質問で勝負の機会をいただいていることに感謝しています。議場に来てくれた皆さんからもたくさんの意見と感想を届けてもらっています。議場に来てくれた皆さん、インターネットで観てくれた、テレビで応援してくれた皆さんに深く感謝しています。ありがとうございます。