活動報告・レポート
2022年5月31日(火)
コロナ禍の状況
コロナ禍の状況

経営者と話をすると、コロナ禍にあってどの業種も大変な環境に晒されていることが分かります。

ある運送会社では運転手が不足していることから、経営者が午前4時に起床して荷物の搬入と運送を行い、夕方に帰社してから管理業務を行っています。その後、運転手が帰社するまで待機してから事務所を引き上げるので、自宅に戻り就寝できる時間は約3時間弱だということです。それでも笑顔で「もう大変です」と話してくれていますが、実際は寝不足と疲労で、会社経営に支障をきたさないか不安を感じさせています。

「直ぐにでも運転手と私の代わりになれる人材に来て欲しいです。コロナ禍で宅配業務が増えているのですが、増えた仕事に必要な人が足りません。一人でも二人でも来て欲しいのです」と本音を話してくれました。

代行会社の人は「コロナ禍で夜の会食や懇親会が減少しているので、お客さんも減っています。こんな状況が2年間も続いているので、運転手は辞めていったので運転手が不足しています。良いときは歩合給で十分生活できていたのですが、これだけお客さんが減ってしまうと代行の運転だけで生活できなくなっています。回復傾向が見えないので、今も辞めていく人が多いのです」という話を伝えてくれました。

コロナ禍が収まったとしても、社会全体が日常に戻るのには相当の時間がかかりそうに感じています。

和歌山市内の飲食店には「全くお客さんが戻っていません。こんな状況にいつまで辛抱すれば良いのか分かりません。今もお客さんが来てくれないのでこのままでは仕事が続けられない状況です。国や県からの支援は不足していると思います」という話です。

飲食店は直接的に影響を受けています。和歌山市内では今でも回復していませんから「お客さんは会社勤めの方が多いので迷惑をかけられません。だから営業も何もできません」という状況です。「一体、どこまで耐えたら良いのか分かりません。どこに言っていけば良いのでしょうか」と不安と不満を吐露してくれています。

ホテル経営者は「お客さんが戻ってきません。コロナ以前の60パーセントから70パーセントぐらいですね。これでも少し『まし』になっていますが、固定費は変わらないので利益を上げるまでには至っていません。これだけお客さんが戻らないことは一度もなかったので、事業を続けられるかどうか心配になっています。県に対しては『仕事をつくってください』とお願いしたいですね。利益が上がらなければ雇用も減らさなければなりませんし、設備投資もできません。積立金を取り崩しているので毎月の資金繰りが大変です」と話してくれました。

「国でも県でもキャンペーンを打ってくれないと、この業界は回復しないです。和歌山市は観光も産業ですから、このままでは支障が出てくると思います」と伝えてくれました。

そしてコンビニエンスストアでは「本当に人が不足しています。パートもアルバイトも不足しています。朝方の勤務は私が入っていますし、日中でもシフトが組めない時間帯があるので私が入っています。特に午前は学生が入れないので、夜から午前まで勤務していますし、突然、休まれることがあるので夕方も勤務に入る時間が多くなりました」と勤務が増えていることを話してくれました。

「定年退職した人で働きたい人がいれば紹介してください。是非、来て欲しいと願っています」と依頼を受けたように、人が集まらないようです。各業種の皆さんと話をしていると、和歌山市内から働く人が消えているような感じがしました。

親睦会

友人達と親睦会を行いました。友人のお店に招待していただき、和歌山県を元気にする計画と発展するためのビジネスなどの話で盛り上がりました。やるからには「信頼関係に基づいて必要なことをしっかりと落とし込むこと」が大事ですから、この気持ちを共有してチームとして「やれることをやる」ことを話し合いました。