和歌山市料理飲食業組合総会が開催されました。会員の皆さんからは「和歌山市を元気にするため厳しい環境ですが飲食店として頑張っていく」ことや「和歌山IRは断念することになりましたが活性化を考えてくれている県政に期待しています」「和歌山IRに代わる活性化策を期待しています」などの意見を聞かせていただきました。
特に「コロナ禍にあって飲食店は懸命の取り組みをしています。県の協力金は有り難いのですが、これ以上、感染症の影響でお客さんの外食機会が奪われると、益々苦しくなります。金融機関からの借受、感染症対策に協力したことによる支援金や協力金は有り難いことですが、売り上げを増やさないことには返済も今後の営業も厳しくなります。是非、和歌山県を元気にする、観光客に来てもらえるなどの活性化の取り組みを考えてくれることを願っています」と要望がありました。これらの意見、要望に応えていくことが責務だと認識して活動していきます。
さて今回も挨拶の機会を頂戴しました。
こんにちは。皆さんから和歌山IRやコロナ対策について意見をいただいたので、この二点について説明を行い挨拶とさせていただきます。
まず和歌山IRはご存知の通り計画を断念することになりました。飲食業界の皆さんは交流人口の増加、観光客増加など飲食店にとって期待している意見を伺いました。知事の活性化策の柱でしたが、計画断念を受けて次の計画を考える必要に迫られています。区域整備計画の認定を国に申請したのは大阪府・大阪市と長崎県だけとなりました。国の認定は3か所以内なので、申請した府県は少なくとも現時点では認定を受ける可能性があります。和歌山県は申請できなかったので、IRで認定を受ける機会は失われたことになります。
認定を受けた府県が営業開始するのは5年以上先のことですから、誘致した結果がどうなっていくのかは分かりません。ただ投資の受け入れと雇用の機会が見込めることから経済効果は期待できると思います。和歌山県でこれらの府県と同様の経済効果を打ち出せる施策が必要ですが、国内経済の情勢と将来の見通しが厳しい中、なかなか見つかっていません。令和5年度の予算と政策を考える時期に入っていきますが、和歌山県の10年先、50年先を見通せる政策をつくり上げたいと考えています。
またコロナ対策です。現在「飲食・宿泊・サービス業等支援金」第四期の申請を受け付けているところです。皆さんにお詫びを申し上げなければならないのは、第四期の支援金対象は「まん延防止等重点措置」で協力金を受けられる対象の飲食店は支給対象外になってしまったことです。議案の審査において異論を伝えたのですが、夜間の時間帯に営業している飲食店は対象外になってしまいました。
飲食店の皆さんはみんな経営が厳しく、それは依然として続いています。厳しい環境の下、営業を続けている飲食店の皆さんの思いと意見、要望を受け取ったので、仮に第五期の協力金が支給されるとき、夜の時間帯に営業している飲食店は対象に含むように制度設計を行いたいと考えています。今回はご容赦願いたいと思います。何卒、よろしくお願いいたします。
以上、リクエストをいただいていた和歌山IRとコロナ禍における飲食店の支援について説明をさせていただきました。状況を分かってくれたなら有り難いと思います。和歌山県は終わったことは言っても仕方ないので、この次の県土発展に向けた政策検討をしていることをお伝えしてお礼の挨拶といたします。ありがとうございます。
挨拶の趣旨は以上の通りです。皆さんとの交流会では「感染症が続くようなら支援金は必要になりますので、引き続き飲食店への支援をお願いします」などの現場の切なる意見を聞かせてもらいました。
総会で交流機会をいただいたことに心から感謝しています。
- Nさんと今後の活動について協議を行いました。皆さんからの支援をいただき活動できる幸せを感じています。
- 和歌山大学経済学部を訪問したこと。硬式野球部が近畿リーグで優勝して全国大会に出場することから、後援会としての要望を行いました。