活動報告・レポート
2022年5月1日(日)
Fプロジェクトコンサート
「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会の案内
「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会の案内

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」として「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会の案内のための作業を行いました。この学習会は毎年開催してるもので、感染症の時期も対策を講じながら継続しているものです。昨年は「紀の国わかやま文化祭2021」の冠で開催するなど、故郷の偉人の功績から学ぶ機会を持ち続けています。

今回は令和4年7月17日に和歌山城ホールで開催する計画なので、和歌山市内の全ての小学校に案内するための作業を行いました。従来から、この案内のための作業は夕方までかかることもありましたが、今回はスピード感を持った作業を行ったこともあり、比較的短い時間でやり終えることができました。これも明日、対象となる全ての小学校に届ける意思を持って取り組んだからです。

昨日の定例会で今年のテーマとなるキーワードを「和魂」と「未来」に決めたように、日本人として持ち続けたい精神と、現在から未来に向かう意思を、この学習会を通じて子ども達に伝えたいと考えています。故郷の偉人が自らの行動を通じて故郷の未来に託したメッセージを届けたいと考えています。

故郷の偉人が、世界と不平等条約で縛られていたわが国を民主的な近代国家としての土台を築き、対等な国へと発展を遂げさせた強い想いを学んで欲しいと願っています。メキシコから始まり列強との間で次々に平等条約を締結していったことで、日本は世界で認められる近代国家になったのです。自主関税権の回復、治外法権の撤廃など、国際社会で対等に取り引きができるしくみを築いてくれたのが、不平等条約撤廃に命を懸けて取り組んでくれた陸奥宗光外務大臣を始めとする歴史上の偉人達です。

「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会の案内

勿論、直接交渉かかわった人だけではなく、大政奉還を見ることなくこの世を去った坂本龍馬など維新の志士も含む新国家につなげた意思が働いたことも伝えたいことです。このようにこの国を良くしたい、世界と自由な交流をしたい、平和の世界を築きたいという志は先輩から後輩へと受け継がれ、やがて形になっていきます。

故郷の偉人が歩んだ道のり、人生、そして志を学ぶことは現代を生きる私達の生き方にも優れた影響を与えると確信しています。私達が先輩から学んだこと、受け継いできたことを子ども達に伝えたいと思い学習会を続けているのです。

歴史の出来事を結果だけ覚えるだけでは学んだことになりません。年号や登場人物を知っているだけでは自分の行動に生かすことはできません。その行動の原動力となった志を知り、感動体験をすることでようやく受け継ぐことができるのです。ですから学習会ではその時の出来事を「凄いことを成し遂げました」と伝えるのではなく、その行動に至った背景や坂本龍馬などの先輩から受け継いだ志や和魂といった内側に秘められたものを伝えているのです。ここでは多少、伝える立場である私達が自分の思いを込めて言葉にしているので本人の言葉ではないこともあります。しかしそれは私達が偉人から学んだことを基にして言葉にしていることなので、決して間違ったものではないこと確信しています。

「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会の案内

例えば歴史小説や大河ドラマなどは作者の思いが主人公の台詞に反映させていることから読者や視聴者に感動させているように、私達も子ども達に感動を与えることが役割だと考えています。感動する学習や体験は心に刻まれ体に染み込み、新しい価値として残っていくからです。逆に感動しない学習は心に残らないので子ども達がこれまでと違う価値を感じることはありません。価値が変わらなければ行動も変わらないので学習の意味は低減します。

偉人から学んだことをしっかりと伝える学習会にする決意を持って、メンバーが作業を行いました。お疲れさまでした。

Fプロジェクトコンサート
Fプロジェクトコンサート

令和3年12月のクリスマスコンサート、令和4年2月バレンタインコンサートが延期となり、今日のコンサート開催となりました。主催のFプロジェクトの皆さんのご苦労を想うと「開催まで辿り着いたことは凄い」と感じています。会場となったツインバードで春から初夏へと向かう5月のコンサートを楽しみました。

コンサートの開会にあたって挨拶をさせていただきましたが、今回の挨拶の趣旨は次の通りです。

こんばんは。最初に岡本さんに本日のコンサート開催を心からお祝いいたします。記憶が正しければ昨年12月、今年2月のコンサートを延期して今日のコンサートになっていると思います。

いつもは年末に一年を振り返りながら、新しい年への希望を与えてくれる選曲をして演奏してくれていたのですが、今回は春から初夏にかけた選曲をしてくれるコンサートになると思っています。

開会するまでの時間、それぞれのテーブルでは会話に話が咲き、音楽の話で盛り上がっています。同じテーブルの多田佳代子先生はオペラの第一人者で、令和3年度の和歌山県文化功労章を受章されています。お隣のピアニストの宮井愛子さんは和歌山市文化奨励賞を受賞されています。お二人にお祝い申し上げたいと思います。おめでとうございます。他にも音楽や芸能で活躍している方もいらしているように、皆さんが今日のコンサートを心待ちにしていると思います。

コンサート、ライブとも呼びますが、まさに生きた音楽を楽しめる機会は、この2年間、ほほ失われていました。コンサートで音楽を聴くことを待ち望んでいる私達がいます。音楽は希望を与えてくれますし元気を取り戻すことにも影響しています。音楽のない生活は想像できないように、ライブは私達にメッセージを発してくれますし、毎日の生活の中に楽しみを与えてくれるものです。

この初夏に開催するコンサートでは、どんなメッセージを届けてくれるのか楽しみにしています。久しぶりに生きた演奏を聞かせてもらえる喜びと幸せを感じながら、最後まで素晴らしい音楽を一緒に楽しみたいと思います。本日の開催を心からお祝いいたします。おめでとうございます。

以上のような挨拶をさせていただきました。

Fプロジェクトコンサート

そしてコンサートが始まりました。Fプロジェクトの特長はボーカル、サックスホン、ベース、ピアノを交代しながら演奏することにあります。3人が交代して違う楽器を演奏するので、曲によって違う印象の演奏に仕上がっていくのです。

今回は春に別れを告げて夏、つまり人生の夏を迎えるときの希望を感じさせてくれる情景があり、世界が平和になることを祈るメッセージを私達の心の中に届けてくれる曲がありました。

人生において過去は消え去ったものではなく、今に続く道標になっていることを氣づかせてくれる曲がありました。私達は日常の出来事にがんじがらめになり、どうしても忘れてしまっている人生の起点になる情景があります。それを思い出させてくれるものが音楽です。それは人によって違いがありますが、優れた曲と演奏は人によって異なる思い出を呼び起こす力があると思います。

そして世界の多くの人々に浸透しているような歌は、普遍的な平和を祈るメッセージ性を持っています。この演奏の瞬間、聴いている私達は平和こそ尊いものであり、それを護り子ども達に伝えるべきものだと思っていたはずです。

「What a Wonderful World」今日のこの演奏が、私達に世界に平和のメッセージと発信することの大切さを心に植え付けてくれました。