向陽高校PTA久枝会長が県議会を訪ねてくれました。久枝さんとは令和3年度の向陽高校卒業式でお会いしてからのつきあいになります。塾を経営していて子ども達の成長のために活動している方で、その卒業式の写真が発端となり「向陽もりあげ隊」を結成することになったのです。向陽高校卒業生との間でそんなご縁が展開している途中です。
「向陽もりあげ隊」や子ども達の教育、そして和歌山市観光などの話し合いをしたのですが、せっかく県議会に来てくれたので庁内を案内させていただくことになりました。
ただ久枝さんは情報発信力がある方なので庁内を歩くだけではもったいないので、二人の会話を撮影しながら歩くことにしました。この撮影した動画は編集して後日「You Tube」でアップしてくれることになって います。今日会って思ったことを話し合った内容なので編集作業は大変だと思いますが、どんな動画になっているのか楽しみにしています。
子どもの教育に関しては次のような話を交わしました。
教育の前に人間関係、つまり社会生活で当たり前のことを実践できることが大事なことであること。朝の挨拶や人と会った時の挨拶はとても大事です。
若い頃、当時の上司の話で記憶していることがあります。「片桐君、『おはようございます』の意味は分かっているか。『おはようございます』の文字には意味はない。単なる文字に過ぎないけれど、実はもっと大事な意味がある。もしも朝、職場に出勤したときに先輩や同僚と顔を合わせても挨拶をしないで、無言で席に座ったとしたらどうなると思う。新人の君が先輩に何か尋ねたいことがあっても話が切り出しにくくなるだろう。そして同僚が挨拶を交わさない職場は変な雰囲気になってしまう。
ところが『おはようございます』の挨拶をしただけで職場の空気は良くなって話がやりやすくなるんだ。意味のない挨拶だと思うけれど、実はとても意味のある行為なのだ。だから朝の挨拶は人間関係を築く意味でとても大事なものなんだ」という話です。
挨拶を交わすこと。靴を揃えること。返事をすること。お礼を言うことなどは当たり前すぎることですが、とても大事なことなのです。もし挨拶をしない、返事をしない、お礼を伝えないでいる自分を想像してください。きっと職場や仲間から疎外されることになると思います。
意味のない行為だと思っても意味があることが社会生活で継承されてきています。まったく意味のない行為は消えていくので、挨拶やお礼の言葉は人間関係や職場の潤滑油としたとても大事なことなのです。
勉強を習いに来ている子ども達にも社会では当たり前のことに意味があることを伝えたいことのひとつです。当たり前のことが出来る子どもは可愛がられますし、成績も向上していくと思います。
そして大人が自分の経験を伝えていくことも大事なことです。久枝さんの経験してきたことと僕の経験してきたことは違いますし、感じ方も考え方もそして行動も違っていると思います。違った経験を伝えることに意味があると思います。社会には、人には様々な価値観があり、違う価値観を持っているから進む道に正解はなく、何をするかは自分で選択できるのです。犯罪はやってはいけませんが、それ以外のことは経験してみることです。経験があればどこまで踏み込んでも良いかわかってきますし、悪いことの領域も分かってきます。大人が子ども達に経験を伝えることは、子ども達の成長を速める効果があると思っています。個人的にも「向陽もりあげ隊」の活動においても経験を伝えたいと思います。
この他、県政のこと、和歌山県の将来のこと、地産地消のこと、故郷の偉人のこと、訪れて欲しい和歌山市の観光地のことなどを話し合いました。話題はつきなかったので、この後も懇談を続けることにしています。
- 某組織の執行委員の皆さんとの懇談会に参加しました。エネルギー問題や電力自由化、和歌山IRのことなどを話し合いました。
- 学校教育に関して懇談しました。学ぶための環境を整えることが教育者や携わる者の責任であり、時間がかかりますが理想の実現に向けて行動することが大事なことであることを確認しました。
- 和歌山県内での再生可能エネルギー導入の可能性について懇談しました。イギリスのように海の活用を図ることの可能性について話し合いました。