活動報告・レポート
2022年4月25日(月)
茶道部会
茶道部会

和歌山文化協会茶道部会に出席しました。多くの会員さんが出席した中で先日開催した「絆茶会」の活動報告と5月の連休明けからの活動予定の確認などが議題となりました。コロナ禍での運営や段取りで難しいものがありますが、対策を講じながら実施できています。まだ収まる気配がないため十分注意をして活動をしていくことになります。

また新会員も入ってくれたことは活動の励みになります。是非とも和歌山県の文化に関わってくれる方の参加をお待ちしています。

令和4年5月以降の予定は「大福茶会」「チャリティ茶会」「観月茶会」「茶花展」「総合美術展でのお茶会」と続きます。会員が役割分担を行いながら運営に務めることになります。チームワークで活動を盛り上げていきます。

また会議の中で会員から「和歌山IR計画はどうしてダメになったのですか」と質問がありました。毎回、茶道部会合の中でその時々の県政報告をしていますが、今回は和歌山IRの結果について解説を行いました。

仁坂知事は和歌山県経済と雇用を図るために「和歌山県にIRを誘致して起爆剤にする」ことを目指してきました。そのため事業者の公募を行い和歌山県はクレアベストニームベンチャーズを事業者に選定を行い、国に応募することを目指して計画を作ってきました。

令和3年秋に事業計画と資金計画案が示されましたが、まだ不確定なところがあり議会やIR対策特別委員会で指摘を行うなどしてパートナーとなる事業者の追加や計画の修正を加えてきました。

その結果として事業計画と資金計画の国への申請案がまとまり、令和4年4月に県議会に提案されました。県議会として臨時会を開催して最終の審議を行い、臨時会の最終日である4月20日の本会議で議案は否決されました。この結果、今年4月28日までに国に和歌山県として申請することが不可能となり、事実上「和歌山IR」の計画はなくなりました。現在、国に申請する予定は大阪府・大阪市と長崎県だけとなり、日本での統合型リゾート立地場所は二つの地方自治体に絞られることになります。

この他、県議会ではどのような知事説明と議論があり、何処が問題となって否決に至ったのかを説明しました。会員の多くの方がこれまでの経緯と事実を知らなかったようなので「これまでの経過がよくわかりました」「議論の経過を聞かせてもらったので参考になります」などの意見をいだきました。意思決定の経緯を知ってもらうことで、そこにあった事実が浮かびあがります。伝えることはとても大事なことだと考えています。

茶道部会では夏から秋にかけての活動を行っていきます。日本文化を伝える使命を持って活動しているところです。皆さんの応援をお願いいたします。

世界を相手にすると

今日も協議を行いましたが、世界を相手に交渉することの難しさを感じています。単純なことだけでも距離、時差、言語と文化の違いからくる理解の差、投資判断基準、意思決定のスピード、契約に至る筋道、トップダウンとりん議制度の違い、投資と融資、そして自己資本比率など、最初から違いが分かっているだけでもこれだけあります。細かいところまで詰めていくと、さらに文化と言語の違いとコミュニケーション度合による理解の違いが出てきます。

これらを解決して前進させることは簡単ではありませんが、外国企業は求める進出条件を明確に示してくれるので、はっきりとすれば動きやすくなるのは事実です。そして答えはYESかNOなので分かりやすいのです。

お互いの条件を理解した後のスピード感はとても早いので、即座に対応していく必要があるので「こんなに時間は貴重なものなのか」を実感することになります。日本とアメリカの時差を考えると、両方とも質疑の回答はその日に間に合っても翌日になりますから、日中の仕事の時間、および寝る時間を減らして対応することになります。

最近は口癖のように「眠い」と言っていますが、それは朝と夜の時間をメールや協議に費やしているからです。

毎日のように変化があり、なかなか大変なことが出てきますが、スピード感を持って対応しているところです。将来の和歌山県のために。