関係者間で今後の活動の意思疎通を図るために会議を行いました。物事を進めるためには関係者が共通認識を持ち、芯を持ってやり遂げる覚悟が必要です。芯を持つとは決して敵対するのではなく、人には柔らかく接してぶれないこと。そして諦めないで結果が出るまでやり遂げることです。やり遂げる芯の強さを持つことがぶれないことです。
チーム間でも共通認識を持つことは意外と難しく、普段から言葉を交わしていても認識が違っていることは多々あります。認識が違っていると仕事が進んでいくに連れて乖離が生じてきますから、そこで止まってしまうことがあります。
同じ言語でもコミュニケーションを図ることは難しいことがありますから、言語が違うとさらに意思疎通を図ることは難しくなります。母国語ではない言語で意思疎通を図るためには、その国でビジネスをした経験がある人に参画してもらうか、国際ビジネスに精通している人に参画してもらいアドバイスをしてもらうことが必要です。言語の壁は存在しているので、国際ビジネスにおいては国際感覚を身につけている人の参加が必要だと思いました。
もうひとつ分かりにくいのが「投資銀行とは」です。投資銀行も銀行も同じだと思っていますが、似て非なるものです。
投資銀行は、日本語で銀行と付していることから「銀行と同じ機能」であると思っていますが、実際は投資銀行とは「証券会社」と解釈する方が適切だと思います。証券会社は株や債券などの有価証券を取扱うビジネスですが、新たな有価証券を発行する仕事も行っています。証券に投資しているのは投資家であり、証券会社はその売買を取り次ぐことで手数料収入を得ているのです。つまり有価証券を取り扱うビジネスをしているのが証券会社なのです。
もう少し解説すると、投資銀行とは証券業の中で、「有価証券の発行や、発行された有価証券の大規模な取り扱い」をサポートするビジネスのことです。くどくなりますが、要約すると投資銀行ビジネスとは企業の資金調達や企業買収をサポートするビジネスということです。結論ですが、広く投資家を集めるような有価証券の発行の際には投資銀行が必要です。投資銀行ビジネスがあることによって有価証券が金融市場に供給され、投資家は投資先を選んで売買ができるのです。
有名な投資銀行を挙げると、アメリカではゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチなど、欧州ではドイツ銀行、UBS、クレディ・スイス、HSBCなどが代表的な投資銀行です。
このしくみを理解していなければ資金調達が適切か不適切なのかを見誤ることになります。市場から資金を集めることが不透明と考えるのが日本の感覚であり、市場から資金を調達することが当たり前の欧米の感覚とは違いがあります。
日本では馴染みのない投資銀行が怪しいと思ってしまうと、大型の投資案件は進まなくなります。資金調達の手段として投資銀行に委ねることが当たり前の感覚を持つ外資系企業とビジネスをするためには、この新規調達のしくみを理解しておく必要があります。
証券の場合は、あくまで投資しているのは「投資家」であって、証券会社はその売買を取り次ぐことで手数料収入を得ます。
- 子ども権利に関する研修会に参加しました。大人が有形の力を行使できないようになれば、子どものしつけや指導が出来なくなる恐れがあり、行き過ぎた法律にならないように検討して欲しいと思います。