活動報告・レポート
2022年4月18日(月)
臨時会質疑
臨時会質疑
臨時会質疑

令和4年4月臨時会において、今議会に提案されている「議案第75号 和歌山県特定複合観光施設区域整備計画」に関する質疑が行われました。議員からの質疑項目は「コミットメントレター」「40年間の事業継続性」「資金計画」「交通渋滞対策」「過大な来場者数と収入予想」などで、これらの項目について質疑が交わされました。

和歌山県としては国の求める水準に達しているので申請することとしていますが、果たして審査の要件を満たしているのか、いないのかコミットメントレターの提出が必要なのか、そうでないのかなど、国の基準が明確でないことから不明瞭な状態になっています。国に申請し審査しないと分からないことが多いため、答弁に力が感じられないところもありました。

加えて資金計画に基づいて金融機関が履行することを示す根拠となる書類を、審査する議員が見ていないため「資金を裏付ける根拠が示されていない」という議論になっています。県として堂々と国に申請するのだから、根拠となる書類を全て的確に示すべきだと思います。

本会議の質疑、総務委員会での質疑と議決を経て、明日はIR対策特別委員会で審議することになります。参考までには総務委員会で審議した結果、可決されています。

この案件に関しては「和歌山県経済団体連合会」「和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合」「和歌山県建設業協会」から推進に係る要望書が届いています。いずれも和歌山県の発展を願っての推進を要望する内容となっています。和歌山県経済の冷え込みや円安とエネルギーコスト上昇など、将来を不安視する和歌山県経済界からの意見であり、要望となっています。

また海南市の発電所の廃止、有田市におけるエネオス和歌山製油所の機能停止の問題など、地域経済を落ち込ませる要因が続いていることから、経済対策となり地域の雇用を生み出す新たな産業を地元経済界は求めています。皆さんからの意見、県議会に届いている要望も踏まえながら議論を交わしています。

企業誘致

週明けの月曜日も和歌山県の将来を考えて企業誘致に関わる会議を行いました。外国との交渉は時差があるため、どうしても夜の時間帯となっています。夜に会議を行った結果をメールで送信しておいて、翌朝に確認するというサイクルが続いています。日中は議会を始め予定している活動を行っているので、朝から夜まで真剣な話し合いと活動を続けています。

後の時代に令和4年を振り返ると、和歌山県にとっての転換期になっていると思えるほど動きがあります。チャンスをモノにすることを真剣に思ってやるべきことをやっています。真剣勝負のため常に議論は白熱して声が大きくなっています。これも「和歌山県の将来のために何としてもやり遂げたい」という思いからです。

今日、特に「絶対にやり遂げる」との強い意思を持つことになり、夕方も夜間も関係者が会議に参加して議論を続けました。

これまでの常識と違うものやスケールが大きいものは、話を聞く人に理解されないことが多々あります。視点を広げて世界を見るとハイテクタウン、デジタル企業の立地などは珍しくありません。むしろこれらの企業は熱意を持って三顧の礼で迎えようとしているのです。これは当たり前のことです。誘致したくても地理的条件、交通の利便性や地元の熱意などの問題から来てくれないところがほとんどなのですから。

これまで世界企業とご縁のなかった和歌山県ですが、これからはアジアのゲートウェイのWakayamaです。空と海を活用できる和歌山県はアジアのゲートウェイに相応しい県だと思っています。