活動報告・レポート
2022年4月15日(金)
PA.KO展
臨時会打ち合わせ

令和4年4月臨時会の議案の協議のため県議会で調査と打ち合わせを行いました。議案書と国への提出書類などを受け取っているので、それを基にして細部の検討を行っています。「銀行や出資企業からの資金証明となる書類が適正かどうか」「中核株主の信頼性と資金力について」「40年間の事業運営を任せられるかについて」「日本の銀行や日本企業の参加について」などの項目について調査を行っているところです。

また多くの方から問い合わせがあったのは、昨日のNHKや本日の地元テレビ局、そして読売新聞に掲載された懸案です。

和歌山県内の私立高校が国からの「就学支援金」を受け取っていながら、生徒から徴収した授業料のうち約2,000万円を返金していなかったので和歌山県から文書による指導などを受けていたことが判明したことについてです。

これは令和3年度の就学支援金がこの私立学校に振り込まれていますが、高校1年生と2年生の対象者の8か月分の授業料相当分が対象者に返金されていなかったと聞きました。

会計年度を超えて国からの補助金が精算されていない事案なので、保護者からの問い合わせに対応するため事情を確認し始めたところです。一体どんなことになっているのか保護者からの依頼に基づき調査する予定です。テレビや新聞で報道されたことから同僚議員ともこの問題への対応を協議しています。

PA.KO展
PA.KO展 PA.KO展

絵画の展示会「PA.KO展」の案内をいただいていたので、初日の今日、展示会場を訪れました。画家の圦本稔子さんの作品は抽象的なものが多いのですが、今回は主題を明確にした作品だったので「いつもと違うな」と感じました。それは本名での出展であることから「作風に変化をつけているのかな」と思いました。

展示作品の中の、感染症に対応した生活を強いられていることを風刺した作品は、現在の生活スタイルを考えさせられるものでした。白いマスクと対照的に怒りに満ちたような顔色は、政府への不安と不満を感じさせてくれます。そして「GOTO」や「まん延防止」などのキーワードが散りばめられているのは、「そんなことをやっている場合か」という問いかけに感じます。

PA.KO展

もう2年間もマスクのある生活をしていることに対して国がやっていることは変わっていないことへの怒りにも似た表現があります。顔が彼方こちらを向いているのは方向性が定まらないことへの不信感であり、顔に描かれている言葉は「専門家集団と責任者が集まっているのだから、もっと抜本的な解決方法があるでしょう」という国民の意見を表していると感じます。

世相を風刺しているこの「The M」の作品から、多くの人達が抱いている感情を読み取ることが出来ました。芸術家の声の届け方に感心するとともに、社会が停滞していることに対し大きな穴を開けて欲しいという願いも感じ取ることができました。

現代社会を考えることにつながる作品だと思います。

世界大会報告
世界大会報告

「Mrs of the Year2021」の日本代表として世界大会に出場した岡本さんが、大会報告のため訪ねてくれました。今年の世界大会は令和4年4月6日から10日までの期間、グランドニッコー東京台場で開催されました。日本代表として出場した岡本さんは「審査員特別賞」を受賞して和歌山県に凱旋してくれました。早速、結果報告と世界大会の感想などを伝えてくれました。

世界を経験すると視点が違ってくることがあります。これまでの国内で通用したことと違う価値が世界にはあることや、文化の違いは考え方の違いであることから、世界と渡り合うためには自分を世界レベルまで高めることが必要だと感じることになります。ただこの感覚は、世界を経験した人でなければ分かりにくいものだと思います。

違いを認めて相手を受け入れることは簡単なことではありませんが、世界を経験した人であればそれが可能となります。特に日本人は受容性に優れていますし、歴史を学べば理解できることですが相手を受け入れて融合させられる文化を持ち合わせています。

但し受け入れるだけではなく、自分の立場や特技を発信するための自信が必要です。

そして自信を持つことで受容性も高まっていくのです。自信がないから相手を受け入れることが出来ない、自分の懐に入れることを怖く思うのです。

今回、世界大会を経験した皆さんは、そんなことを学んだのではないかと思っています。

岡本さんは「世界大会にはロシア人やウクライナ人も出場していて、隣国同士なので本来、国民同士ですから仲が良いのですよ。リーダーが争うだけで国民は争いたくないのだと思います」と話してくれました。

そして「リーダーが女性になれば争いは消えると思うので、今回の出場と自信をきっかけにして地域で活躍したいと思います」と今後の抱負を語ってくれました。

地方大会を経て日本大会で代表に選ばれファイナリストになり、世界大会に出場したことは自信になりますし、大きな舞台に立つことは得難い経験になります。何よりも勇気を持って第一歩を踏み出したことに価値があります。それまでと違う生き方を模索し始めた大会出場者が地域社会で活躍する日が楽しみです。