「和歌山県政で期待の持てる話を聞かせてください。また話題になっている和歌山IRについても教えてください」と依頼を受けていたので説明させていただきました。
依頼の理由は「和歌山県では人口が減少していること、中でも若い人が県外に出て行っていることを悲しく思っています。若い人に聞くと『和歌山県では働く場所ややりたいことが見つからないので希望が持てない』という話を聞いています。是非、希望の持つことができる話を聞かせて欲しいのです」ということからです。
和歌山県は産業構造が変わっていないことや、中小企業が多くメーカーからの下請け構造になっていることから所得があがらないことが問題です。問題を裏返すと産業構造を変えること、メーカーや基幹産業に進出してもらうことが希望になります。希望を持って働く場所を創り出すことと楽しめる場所があることが若い人に和歌山県で働いてもらう、和歌山県に来てもらえることにつながります。そのための行動を行い、実現させることが希望となります。
和歌山県ではハイテク産業、人工衛星関連産業、新エネルギー産業の誘致を進めていますが、ここに遠隔医療や先端医療、これらに対応する教育機関、南紀白浜空港の国際線化とビジネスジェットの駐機場の建設などが希望の持てる取り組みとなります。
転入者のための住宅、人材育成のための高等教育期間、健康増進のためのフィットネス、そして社交場や娯楽施設などが必要となりますから、和歌山県として産業のすそ野が広がります。
企業進出は地元企業にも好影響を与えることになり、それは雇用拡大と所得増加につながっていくものです。若い人達に「和歌山県のハイテク企業で働きたい」と思ってもらえる県にしたいと考えています。
また和歌山IRに関しての意見は「良いメンバーで仕事をして欲しいと思います。関わっている人が悪いように聞いています。悪い人が関わると事業そのものが悪いものになってしまいます。良いメンバーで事業化を図らなければ事業には反対です。誰が関わっているかによって姿が変わって見えるので、登場人物はとても大事だと思います。噂レベルですが聞いている話によると、関わっている人が良くないように思います。和歌山県の特性として『おいしい話』があると近寄ってくる人が多いことがあります。今回もそんな状況になっていることを危惧しています。きれいなビジネスにして欲しいと思います。そうなれば賛成ですし、関わっている人が悪ければ反対です」という意見です。
現在、4月14日から20日までの臨時議会に向けて、和歌山IRに関わっている人の再確認と和歌山IRの事業計画について意見を聞き取っています。
かつての同僚が集まって懇談会を行いました。懐かしい話もあり、今現在の話、そして将来に向けての話があり、全然変わらない仲間の姿に安心しました。時が経つと変わってしまう人もいますが、変わらないことは良いことです。
はっきりと思うことは、みんな仕事が好きで、仕事を通じて少しでも社会のお役に立つことを考えているのです。社会人として責任を担っていると、損得ではなく社会に役立つことを「しなければ」と思うようになるのです。そんな友人たちの姿と言葉を嬉しく思います。
話題になったのはエネルギーコストが高騰していることに加えて、状況が改善する兆しがないので、さらにエネルギーコストが上昇していくと予測していることです。これ以上コストが上昇すれば、私達の生活に影響があるのは必至です。資源の高騰や円安傾向にありますが、対応しきれていないことを懸念しています。これは報道などの情報ではなく、仕事を通じて得ている情報や現場で感じていることからの予測ですから、現実に近いものだと思います。
政府に対しては、地方における現場の意見を聞きいれてもらって課題に対応してくれることを期待しています。