活動報告・レポート
2022年4月8日(金)
県議会報告
県議会報告

支部役員セミナーの場での県政報告の依頼を受けたので、皆さんに令和4年度の主な県政の動きについて説明させていただきました。令和4年度予算が可決されて県政は動き始めています。但し4月の臨時議会で「和歌山IR」についての議案提案と審議が行われるので、その結果によっては県政の動きが違ってくるのですが、現状を踏まえて話をさせてもらいました。

和歌山県南部から順に主な県政の動きを説明しました。

串本町では民間ロケットが令和4年中に打ち上げられる予定です。串本町でロケット射場建設の話が出てから数年が経過していますが、ようやく実現に向かって動き始めています。さらに遡ると10年ぐらい前に串本町で「ロケット打ち上げの適地なので、ここからロケットを打ち上げたいですよね」と話し合ってから10年近くが経過しています。地元が求めて地元に必要な施策が実現していることを嬉しく思います。第二弾に向けた取り組みを願っています。

南紀白浜空港の国際線化が進められています。コロナ禍なので工事や航空会社との交渉は制約されていますが、それでもできることをしなければ停滞ムードが広がるばかりです。せめて和歌山県は動きがある県でいたいと考えています。

すさみ町から串本町までの高速道路の工事は計画よりも早いと思います。令和7年度にこの区間が開通することが計画されているので、そのときは一緒に盛り上げたいと考えています。

中紀地方の取り組みでは、再生可能エネルギーを最も必要としている洋上風力発電の現状を伝えました。どんな事業でも地元同意は必須ですから、この取り組みにおいても同じことが言えます。ただ県として必要性を感じてくれていないことを感じるときがあります。 地域の要望を聞いてから再度、協議を行いたいと考えています。

和歌山市では「和歌山IR」の計画があり議論を続けています。経済波及効果や就労者の増加という利点がありますが、この付近の道路の渋滞や依存症の問題もあります。どちらに重きを置くかによって賛否は変わってきます。さらにIR事業の契約期間は40年ですから、持続可能な事業に仕上がっているのかを考える必要があります。現時点ではどちらが有利なのか分かりませんが、和歌山県の将来を基準として判断したいと考えています。

紀の川筋の話題として、パナソニック打田工場が次世代型リチウムイオン電池の製造工場として活用されることになりました。
次世代型の電池では油を使わないので、リチウムイオン電池のように発火の危険性はありませんから、国内外を問わず利用頻度は高まります。和歌山県としての経済効果があるので歓迎すべき事案です。

以上のような内容で最近の動向を踏まえての県政報告を行いました。

力餅
力餅 力餅

和歌山市では有名なお店である「力餅」に行ってきました。子どもの頃からあるお店で、ぶらくり丁や丸正百貨店に連れて行ってもらったときに立ち寄っていました。当時と変わらない味は健在で、和歌山市民であれば「美味しい」と思うはずです。

ぶらくり丁ではかつての賑わいはありませんが、この味を知ってくれたら「力餅のファン」になると思います。美味しい食事は地域の資源になるものなので、和歌山市民が昔から支持している味を県外に広めたいと思いました。美味しいものがあれば県外からでも和歌山市に来てくれるはずです。

和歌山市の伝統的なおうどんの味を堪能しました。「ノスタルジーの価値」を提唱しているのが和歌山大学足立副学長ですが、それを裏付けるように懐かしいものには価値があると思いました。