和歌山大学後援会経済学部支部総会に出席してきました。本日、大学の入学式が挙行されましたが、それに引き続いて大学内で後援会経済学部支部の総会を行ったものです。入学生の保護者に出席していただき、後援会予算案と活動方針、役員構成などを説明いたしました。
入学式では伊東学長が入学後の4年間は心に火を燃やし続けられるような気持ちの入った挨拶をしたことから、経済学部を支援する立場としての説明を行いました。
総会で決議をいただき、僕は令和4年度も引き続き副支部長を務めさせていただくことになりました。井手支部長と芦田経済学部長と共に、学生を応援していきたいと考えています。
総会ではまだ先のことになりますが、大学から就職事情についての説明がありました。本校の就職率はとても高く、どうしても就職したい会社があるなど特別な事情のある学生を除き、ほぼ就職が決まっています。これは伝統と卒業生の行いが評価されているものと思います。最近の傾向として情報通信系の企業の人気が高く、金融機関への就職が多かった時代は遠くなり時代の変遷を感じられます。本年度から情報系の勉強ができる環境をさらに整えるので、学生の希望に沿った組織になると思います。
和歌山県を支えてくれる学生の入学をお祝いしていますし、これからの4年間も若い力で地域を支えて欲しいと願っています。
「県政の話を聞きたい」と依頼をいただき県政の中から重点志向して説明を行いました。
これまでの経験から「将来の和歌山県」について聞きたい人が多いように感じています。今も大事ですが、これまで地盤低下が続いている和歌山県なので将来に不安を感じている人が多いのです。自分の子どもはもちろんのこと、地域を支えてくれる若い人が和歌山県で生活できる環境を整えてくれることを期待しているのです。自分たちの次の世代のことを考えている人が多いこと、それは地域力の一つだと思います。今の生活も大事ですが、多くの人は子ども達が主役となる「将来の基盤を作って欲しい」という願いがあることを感じています。
そのための王道は将来性のある企業誘致による雇用確保であり、将来性のあるハイテク企業や宇宙産業などを誘致することが求められています。投資と雇用、継続して価値を生み出す経済規模が欲しいのです。しかも短期間で役割を終えるものではなく、50年先も安泰だと思える業種であり世界企業を求めているのです。
世の中は浮き沈みの連続ですから、和歌山県が沈み続けることはありません。但し、将来のために今、この時に動く人がいることが条件ですが・・。
地域に必要な人材は、故郷に誇りと愛着を持ち和歌山県の将来を創り出すために動いている人です。逆に不必要な人材は批判ばかりする人、他人の悪口を言う人、将来の可能性を閉ざしている人、自ら動かない人、故郷に誇りを持っていない人達です。
将来の和歌山県は、今この時に動いている人が創っていることを実感しています。5年先は現在の延長線上にあります。もちろん10年先もそうです。現在を飛び越えて5年先が明るい姿になっていることはありません。今やるべきことを諦めずにやっていることだけが将来現実のものになっていきます。今、動いていないことが将来実現していることは絶対にありません。
だから将来は自分が動いているか、今、将来のために着実に動いている人の傍にいると分かるのです。動いていない人と一緒にいても将来の姿は分からないばかりか、将来を否定する言葉が出てくることになります。将来を信じて動いていなければ、今を生き生きとできないのです。
この時を生き生きと生きるためにも、今、将来に向けて諦めることなくやれることをやりたいものです。