活動報告・レポート
2022年4月4日(月)
向陽もりあげ隊事前会議
向陽もりあげ隊事前会議
向陽もりあげ隊事前会議

向陽高校卒業生で向陽高校を盛り上げようと考えて「向陽もりあげ隊」を結成しています。同校を盛り上げていくための活動計画案を作ったので、実際の会議前に事前協議を行いました。

高校生には社会で必要とされている仕事に興味を持ってもらいたいと思うので、卒業生からOBが活躍している分野を示し、講座や授業の一環としてなどで講義を行うことを考えています。もちろん生徒に負担をかけることはしたくないので、既存の講義や授業の中で役立てることがあれば引き受けるスタンスにしています。

もう一つが故郷、和歌山県に興味を持ってもらうことです。若い人たちに故郷の良さを伝えきれていないようにも感じることがあります。しかし「和歌山県誕生150年記念式典」の作文コンクールの中学生の部門で最優秀賞を受賞した岸本彩乃さんが朗読した「受け継がれる自然と伝統」は素晴らしかったので、「向陽中学校の生徒の作文は故郷を想う気持ちに溢れて素晴らしかったですよ。向陽中学校には故郷を想う素晴らしい生徒がいるので、卒業生として伝えるべきことがたくさんあります」と紹介しました。

現在、在校生に卒業生として伝えるべきことを検討しています。故郷や周囲の人や社会への感謝と思いやりの気持ち、将来の夢の実現、そして和歌山県の未来などを生徒に伝えることを目指しています。

また生徒に参加してもらうためのしくみとして「信用の見える化を図れないだろうか」と話し合いました。信用は見えないものですが、人間関係においても社会においても最も大事なモノです。生徒の「信用を見える化」するためには、例えばボランティアや困っている人のお手伝いをしたときに、単位のようなポイントを付与すれば「見える化」につながらないかを議論しました。

ボランティア活動や人に親切にしたときに生徒に「(仮称)向陽ポイント」などを付与することで、数字が蓄積されていきます。学業に加算することはできませんが、そのポイントを卒業生の会社や団体で構成する組織を結成しておき、そこに申請すれば「サービスや対価の提供が受けられる」しくみがあれば、生徒の思いやりや優しさを「見える化できるのでは」という話も出ました。簡単ではありませんし、公平性など検討することがたくさんありますが、「向陽ポイント」事業もおもしろいアイデアだと思います。

とにかく卒業生としてできるアイデアを出し合って、「すぐできること」「今年できること」「数年先に実現させること」などに仕分けをして短中期計画案を作りたいと考えています。

また向陽卒業生全体として取り組む直接的な活動ではありませんが、私達が出来る社会貢献として支援学校との関りに関しても話し合いました。生徒が卒業するときに自立していることを目指しても、現実的には卒業しても就職できていない生徒が多く存在しています。仕事がないのに「経済的、社会的に自立」と掛け声を発しても全く意味がありません。

支援学校が理想として目指している「国の支援を受ける側から税金を支払いできる側に立つこと」を実現するには課題は山積しています。支援学校卒業生の仕事を創ることもやるべきことの一つです。

これらの議論を踏まえて「向陽もりあげ隊」の全体会議を開催する予定です。

その他
  • 企業誘致のための会議を行いました。コロナ禍で思うような活動はできないとしても、やれることを「やる」ように進めています。
  • 和歌山県政の将来のあり方について会議を行いました。多くの方々から聞かせてもらっていることの中で「和歌山県の活性化と若い人達が帰って働ける環境を作る」ことが最大の要望です。これに向かって取り組むべきことを検討しています。