活動報告・レポート
2022年4月3日(日)
核シェルター
核シェルター

「ロシアのウクライナ侵攻は国内の安全保障のあり方を考えさせてくれるものです。もし大国が日本に攻撃を仕掛けてきたら。もし核が使用されたら。これまで『あり得ない』と思っていたことに備える必要性を感じています。日本の都市で核シェルターを備えているところは少ないと思います。私達が知る限りにおいては私達が避難できる核シェルターは『ない』のではないでしょうか。そしてロシアによるウクライナの原子力発電所の制圧は本当に驚きました。これまで原子力発電所への攻撃は国際法上『ない』とされてきました。核保有国から一方的に開戦される戦争に国際法も紳士協定もないことがわかりました。『日本の原子力発電所は攻撃されることはない』という模範的な回答は通用しないのです。これまで核戦争は現実にはあり得ないと思っていました。しかし核保有国の攻撃に備えて核シェルターを備える必要があると思うようになりました。もちろん使用する時が訪れることのないようにすべきですが、今回のロシアのウクライナへの侵攻は有事に備える時代になっていることを痛感させてくれます」という意見を頂戴しました。

有事に備えること。それが現実的になったことを思い知らされました。国際法、紳士協定などは有事に役立たないことが分かりました。このことは戦争に備えることを意味しているものではありません。有事に備えることを提言してくれているものです。

平和を維持することは尊いことですが、大国から攻撃されたときのことも考えるべき時代になってきました。欧州で他国と国境を隣り合わせにしている国では核シェルターを備えていると聞いたことがあります。津波や地震を始めとする有事に備えることも日常の課題となっています。

わが国は核問題への抵抗があるので、核シェルターを備えることは議論しにくいことですが、この機会に考えることも必要だと思います。

教授の言葉

大学の教授を訪ねたとき理事長から聞いた話をしてくれました。これは今年1月、教授と共に都内の大学の理事長を訪ねました。そのとき理事長に和歌山県政の取り組みを説明したのです。その時の話と市政の印象について、次のように語っていたことを教授から聞きました。

「片桐さんは政治家ではないですね、人格者です。私もたくさんの政治家と会ってきましたが、政治家独特の匂いのしない人と初めて会いました。片桐さんの説明は難しいことを丁寧に分かりやすくしてくれたので、物事の理解力と人に優しく強く訴える力があることが分かりました。来年、うちの大学の学生に講義をしてもらいたいですね」

思ってもいないような嬉しい評価を聞かせてもらいました。教授は「この話を直接聞いていたら、片桐さんは喜ぶだろうなぁと思いながら聞いていました。私も片桐さんを理事長に紹介したことで株が上がりました。どちらにとっても良い出会いになったと思います」と話してくれました。

和歌山IR

「和歌山IRのことを教えて欲しい」と問い合わせをいただきました。事業計画資料を用意して説明させてもらいました。物事には良い面と悪い面があります。ですから、どこに価値を置くかによって判断は変わってきます。

将来の地域経済力の向上と雇用の拡大、特に若い人が働ける環境を目指すのか。それとも日本の文化や社会にそぐわないもの、または事業計画通りにならないと推測して受け入れないとするのか。和歌山県の将来を考えて重点をどこに置くかです。もちろん和歌山県が「やりたい」と思っても国が選定してくれなければ実現しませんから、最終的には国の判断に従うことになります。

和歌山県の将来をどう考えるか。和歌山IRが必要ないとすれば経済力と雇用確保の手段をどうするのかなどを考えて意思決定することになります。