活動報告・レポート
2022年4月1日(金)
自立訓練施設ハレルヤ
自立訓練施設ハレルヤ
自立訓練施設ハレルヤ

自立訓練施設「ハレルヤ」がオープンしたのでお祝いに駆けつけました。この施設は障がいのある方々をお迎えし、スタッフがその方々がそれぞれやりたいことを聞いて、その希望に沿った訓練の手伝いをするところです。面談した結果を聞いたところ「パソコンを習いたい」「パンを作りたい」「本が好きなので字を書きたい」などの希望がありました。スタッフは「極力、希望を叶えるような訓練を考えます」と、皆さんの希望に対応することを話してくれました。

スタッフは全員若くて、この仕事を通じて自立支援のお手伝いと社会に必要な仕事であることの使命感にあふれています。障がいのある人も社会参画できる機会を持つこと。そして就労につながるような訓練をすることは意味があります。閉じこもっていることや施設内で留まっているようでは、社会参画が出来ていないので自立にはつながりません。

自立訓練施設ハレルヤ

個々に集まった人たちからは「字は書くことができるよ。書く仕事をお願いします」や「封筒に書類を封入する仕事はやれます」などの声を聞くことが出来ました。また鉛筆を握りしめてペンで文字を書いている子どもさんがいたのですが、とてもきれいに文字や数字、ローマ字を書いていたので驚きました。紙に書いたカレンダーは新年度の4月から始まって3月で終わっているので、この社会性にも驚きました。それを見守っているスタッフの優しい視線に温かいものを感じました。スタッフの一人は「自立訓練の仕事をすることで障がい福祉の役割と仕事との向き合い方などを学べるので、障がい者に関わっている自分の仕事に生かせると思います」と話してくれました。

4月のスタートです。新しい環境の下、新しいことに挑戦している皆さんの頑張りを応援しています。

固定資産税

ホテル経営者から固定資産税の相談を受けました。政府の感染症対策として令和2年の固定資産税は2年間、支払いを繰り延べる措置を行っています。また令和3年は建物部分の固定資産税は免除される特別措置が講じられていました。

令和4年4月1日。令和4年の固定資産税が課税されることになりました。つまり令和4年度は令和2年と令和4年の2年分の固定資産税を支払うことになるのです。分割の場合は5月末、7月末、11月末、そして1月末の4回にわたって口座から引き落としされることになります。

ここでの問題は、この2年間はホテルの稼働率は落ちていて、今でもお客さんが戻っていないことです。現在の稼働率も50パーセント前後で推移しているので、フル稼働には至っていないのです。売り上げが上がっていない中での2年分の固定資産税の支払いは経営にずっしりと伸し掛かっています。ホテルは鉄筋コンクリート建ての地上10階以上ありますから、固定資産税の金額は相当大きくなっています。それを2年分支払うことは、経営者の言葉を借りると「市役所から、支払えなければやめてしまえと言われているようなものです」と話してくれました。和歌山市で事業を継続していきたい気持ちがあるので「2年分ですから、コロナ禍の下、事業を継続しながら支払いできるような特別措置を設けて欲しいと思います」と言うことです。

厳しい経営環境の下、事業を継続しているので、今後とも継続してもらえるような支払い方法の相談に応じてもらいたいと思います。和歌山市内で事業を継続してもらうことが行政の役割であり、固定資産税の支払いを優先して事業が出来ないほど追い込むことが目的ではありません。

和歌山市の観光事業に貢献しているホテル事業者を支援するように、分割など支払い方法の検討を依頼します。