活動報告・レポート
2022年3月31日(木)
ご縁をつなぐ
高齢者の相続の対応

令和3年12月県議会一般質問で取り上げた「高齢者の相続について」の質疑が役立つ相談がありました。一人暮らしで子どもや身内がいないので「最近、物忘れがひどく認知の傾向が出てきたのでこの先の生活に不安を感じています。弁護士に相談すれば良いのか、それともどこに、誰に相談して良いのか分からなかったので連絡させてもらいました」という相談を受けました。

話はしっかりできているので心配はないと思いますが、高齢で一人暮らしのため「対応する方が良い」と思い、質疑であったように和歌山県社会福祉協議会と連携して対応することにしました。

所有している家屋や生命保険、国民年金など大切な案件があることから、今から備えておくことが大事だと思い対応することにしました。一般質問で取り上げたときは高齢者施設に入居されている人のケースや自治会長が通帳を預かって必要な支払いをしているケースなどがあり、相談窓口を周知することや不安を抱かせない丁寧な対応を呼びかけましたが、今回はそれとは異なるケースです。質疑の内容を踏まえて、しっかりと対応していきます。

ご縁をつなぐ
陸奥宗光先生乃像

障がい福祉の問題について協議を行っているとき「紹介したい人がいます」と声を掛けてくれました。二人の方が後の席にいたので挨拶をさせていただきました。そうしたところ「今年2月の県議会での片桐さんの一般質問を聴きに行ったのですよ。とても内容のある質疑で行って良かったと思っています。次回も一般質問をする時は連絡してくださいね」と伝えてくれました。

「そうだったのですか。ありがとうございます」とお礼を伝えたところ「あのときは友人のIさんから『片桐さんの議会を聴きに行きましょう』と誘われたのですよ。偶然ですが、今朝、Iさんに会って片桐さんの話をしてきたばかりです」と答えてくれました。

この方は元教師の方で「片桐さんのことは聞いていましたが、議会に行ってよく勉強してらっしゃると思いました」とお褒めの言葉をいただきました。有り難いことです。

もう一人の方は「片桐さんのことを応援して欲しいと友人に頼まれて、最初の頃から応援しているのですよ」と話してくれました。有り難いことです。

誰かがつないでくれたご縁によって人は生かされています。こうして元気に活動できているのも皆さんの応援があってのことですから「きっと、知らないところで今日のご縁のようなことがたくさんある」と感謝して、さらに活動を発展させていきます。ご縁をつないでくれた方、ご縁を持ってくれた方、皆さんに感謝しています。

陸奥宗光先生乃像 陸奥宗光先生乃像

帰路、岡公園に立ち寄りました。「陸奥宗光先生乃像」と外務省が寄贈を受けた桜の木がありました。令和3年、何者かによってこの大切な桜の木が切り取られる事件がありましたが、切り取られた幹から新芽が育っています。春、生命の凄さを感じるものです。岡公園の桜の木に花が咲き、この場所に春が訪れることを願っています。

エネルギーの問題

エネルギーの高騰に伴い「和歌山県で実施すべきことがあると思います」と話をいただきました。

「和歌山県には海があり自然環境があるので、再生可能エネルギーの適地だと思います。天然ガスや原油の値上がりによってエネルギーコストが高騰し続けています」

化石燃料に頼っていると、このように外的要因によって価格が不安定になりますから、自国でエネルギーを持つ必要があります。先週、東洋経済を読んでいたら、和歌山県の仁坂知事が「再生可能エネルギーは都会ではなく地方都市が適している」と発言していた記事がありました。「和歌山県に適地性があるのなら、これからの大規模エネルギーである洋上風力発電を導入すべきではないでしょうか」という意見です。

和歌山県はかつて電源移出県でしたが、近年は移入県になっています。火力発電が廃止、または低稼働をしているためです。エネルギーの安全性のためにも、自前のエネルギーを確保することが必要だと考えています。洋上風力発電にその適地性があるのなら、導入の是非を検討すべきですが、実際はあまり進んでいないようです。環境省の予算を確保して3年間、洋上の環境調査を実施した後の動きは止まっているので、「予算を使っているのにどうなっているのだろう」と思うところがあります。

継続して和歌山県の姿勢を質していきます。