活動報告・レポート
2022年3月19日(土)
太刀ヶ谷神社本宮
太刀ヶ谷神社本宮
太刀ヶ谷神社本宮 太刀ヶ谷神社本宮

白浜町にある太刀ヶ谷神社本宮と太刀ヶ谷地蔵尊を訪ねました。本宮は最初に太刀ヶ谷神社が祀られた場所ですが現在はひっそりとしています。しかし地元では本宮さんとして今も太刀ヶ谷神社と同じようにお祀りしていることや、この場所を訪れる人が増えていることから案内板を設置しています。

地元の立谷さんから「最近訪れる人や問い合わせが増えています」と聞いて嬉しく思っていますが、僕も太刀ヶ谷神社のことを彼方こちらで話しているので「その効果もあるのでは」と密かに思っています。いずれにしても神武東征紀州編の大事な場所を知ってもらい、和歌山県の「記紀の旅」が認知されることを願っています。「記紀」に記されていない紀州の地元に伝わる口碑で太刀ヶ谷神社の存在が伝えられてきました。地元で語り継がれている歴史は「記紀」の空白の期間を補完する史実だと思っています。

太刀ヶ谷神社本宮

田辺湾の台風のためこの場所に避難したことや、太刀を海に投げ込んだ逸話が史実であることを示す証拠が実在して地元でお祀りされている太刀ヶ谷神社ですから、この伝統を護り伝えたいものです。

その観点から地元で案内板を設置して由来を伝えてくれることは有り難いことですし、後々につながる地元の取り組みです。元々は「話してはいけない」と言われて申し送りされてきた太刀ヶ谷神社の存在ですが、令和の時代、そして転換期になって隠れてきた歴史を表に出して「紀州は神武東征以来の歴史がある地域であり、時代をリードした地域であること」を伝えたいのです。現代をリードしていく存在が和歌山県であることを示唆してくれているような太刀ヶ谷神社の存在感です。

太刀ヶ谷神社本宮

日本国ができる歴史の足跡、そしてここから日本の歴史が始まったと思っている地域が和歌山県ですから、2020年代の日本を幕開けしていくのが和歌山県だと思います。日本国は紀州があったから歴史へとつながっているように、アジアの中の日本、その中心が和歌山県であり、ここからアジアと日本の新しい関係が生まれる場所だと思っています。

太刀ヶ谷神社本宮さんと太刀ヶ谷地蔵尊を訪れて、「アジアの時代における日本国の中心が和歌山県になる」ことを感じました。神武東征の跡がある地域が和歌山県にあることを誇らしく思います。

デフバスケットボール
デフバスケットボール

和歌山県を拠点として活動しているバスケットボールチームの「ONELYS(ワンリーズ)wakayama」。チームは将来、プロリーグであるBリーグ入りを目指しています。昨シーズンはコロナ禍の影響で試合の機会が少なかったことから、上田頼飛監督は「地元の皆さんに試合を見てもらう機会がないのは地元のチームとして『どうかな』と思って、今日、試合を見てもらうことにしました。大阪から対戦チームに来てもらって試合を行いますから、楽しんでください」と挨拶があり試合が始まりました。

バスケットボールの試合を近くで観戦するのは初めてのことです。選手のスピードとボールを扱う技術に驚きました。広いコートを走り回ってプレイする姿は躍動感があり、見る人をくぎ付けにしました。テンポの速い試合を見せてくれると、応援とコートの環境を整えるお手伝いに来ていた子ども達も声援をおくり、将来プロを目指す選手が現れるような気がしました。

デフバスケットボール

試合を近くで見ているとバスケットボールはチームプレイであることが分かります。5人の動きは機能的で、相手の選手の間に隙間を作り出すように動いていることが分かります。小柄な選手はスピードがあり、大型選手は存在感を示していることも分かり、チームは選手の組み合わせによって機能していることが分かるものでした。

なかなかプロスポーツが定着しない和歌山県ですが、チームと選手の頑張りが前例を打ち破ってくれるかもしれません。そんな期待を感じました。

お別れ

いつも優しく接してくれていたNさんがお亡くなりになり、告別式に参列してきました。最後までお悔やみに来た人が大勢残っていることから、Nさんの人柄が分かるようでした。突然の出来事に言葉はありませんが、生前のご厚情に心から感謝しつつお礼の言葉を伝えました。