活動報告・レポート
2022年3月18日(金)
清墨社展
県議会閉会

令和4年2月県議会定例会は、提案された全ての議案を可決して閉会しました。令和4年度の予算案が可決されたことで、県政の舞台は令和4年度へと向かいます。新年度予算の成立と人事異動など春の到来は間近です。

また、昨日、開催されたIR対策特別委員会の結果を踏まえて対応についても協議を行っています。代表取締役のマリオ・ホー氏が資金調達は完了していることの話に対して、国は裏付けとしてコンフィデント・レターを求めているのではないか。資金証明の提示は必要要件ではないのかなどの確認を行っています。

続いて企業誘致に関する協議も行いました。構想が煮詰まってくれば進出企業、事業計画および資金計画の提出が必要で、併せて規模が分かるものを揃えることが求められます。和歌山県にとって令和4年度が世界から注目される和歌山県になるように取り組みを発展させたいと話し合っています。

現代は地方都市にあっても世界情勢に関係してくる事業が多く、グローバル企業や世界市場で取り引きをしている企業が交渉相手になると、世界情勢は必ずついて回ります。世界情勢は勿論のこと、その背景や登場人物なども調べる必要がありますが、それが比較的厄介なのです。インターネットや噂話が信用調査の基本になるものではないので、人脈と信頼に基づく一次情報に基づいた調査が求められます。それが容易ではないので時間を要することになります。特に人物の評価は難しく、良いと報告を受ける場合もあれば、良くないと報告を受ける場合があります。どちらも正しいと思うので、人物を見極める必要があるのです。その唯一の方法は直接会って感触を確かめることです。そんなことを繰り返しながら物事を進めています。

とにかくやるべきことを行い、将来の和歌山県の土台作りの年度にする覚悟で活動を行っています。

清墨社展
清墨社展 清墨社展

第5回「清墨社展」が県民文化会館で開催されているので、県議会の休憩時間に行ってきました。同級生がこの会に所属して作品を出展しているので、応援に行ったものです。

受付で迎えてくれたので、早速、作品に案内してもらって説明を聞かせてもらいました。ふたつの作品は共に漢詩だったので「これは読めないですよ」と話したところ、笑いながら「読める人は少ないですね」と答えてくれました。元は良寛さんが子ども達と遊んでいる姿を漢字で表したものだそうです。そのため書体は良寛さんのもので、この書体を選んだ理由は「良寛が好きだから」というものでした。

そして高校時代の漢文の久貝先生の話に発展して、当時教えてもらった漢文の発音の真似をして笑い合いました。咄嗟に出てくるとは、昔のことをよく覚えているものです。「今のように漢文を書くようになるのだったら、もっときちんと久貝先生の漢文の授業を聞いておけばよかった」とどちらからともなく話しました。授業や講義は聞いておいて決して損はありません。将来役立つことになりますから、今からでも遅くないので人の話はきちんと聞いておきたいと思います。

清墨社展

これは授業だけではなく、プレゼンテーションの場面、議会の場面など、自分が関わっている今の場面を大事にすることと同義です。今こそ人生であり、毎日がその連続なのです。今の仕事、議会活動を疎かにすることは将来の発展性を減速させるものであり、今、生きている時間をもったいないものにさせるものです。

懐かしい久貝先生の話から、過去の授業の時間は取り戻せないけれど、今を大切にすることは今からできることを感じ取りました。書道鑑賞は奥が深いと感じました。