活動報告・レポート
2022年3月11日(金)
和歌山フロリダ会
和歌山フロリダ会
和歌山フロリダ会

和歌山市にある和歌山フロリダ会と、フロリダ州にあるフロリダ和歌山文化協会との文化交流の会議を行いました。同団体は令和2年11月13日に文化、芸術に関する交流を行うことの合意書を締結していますが、その交流機会を検討しているところです。世界を席巻しているパンデミックのため、ここ2年間は県と州との交流機会が失われています。

元々令和2年に和歌山県とフロリダ州は姉妹州県締結25周年を迎えたほど長い交流の歴史があります。その一環として民間外交、民間交流の機会を創るために和歌山県とフロリダ州で民間団体を立ち上げて、その後、文化、芸術交流を図ってきたところです。

パンデミックのため行き交うことができませんが「何かできることを考えましょう」という動きになり、令和3年8月にフロリダ和歌山文化協会の楽団の演奏をリモートでつなぎ、和歌山市内のみちる保育園で鑑賞しました。

交流の第二弾として、令和4年4月にフロリダ和歌山文化協会がオーケストラを演奏することになり、それをリモートで和歌山県とつなぐ企画を実行することになりました。時差があるため和歌山県側は午前9時からの演奏会鑑賞となりますが、これを受けることにしました。そこに和歌山大学交響楽団の学生に参加してもらって、質の高い文化交流に仕上げることにしました。

そのお礼として、令和4年5月に開催する和歌山大学交響楽団の演奏会をリモートでフロリダにつなぎ、フロリダ和歌山文化協会の皆さんに鑑賞してもらうことを提案する予定です。このように音楽で県と州を結ぶ文化交流を考えて実行することにしています。

和歌山フロリダ会

これまでは感染症が収まるまで何もできないと思っていましたが、2年が経過してもまだ収まる気配がないことから、リモートを活用して音楽演奏で交流を図ることを考えました。この企画を和歌山大学に持ち込んだところ、和歌山大学交響楽団の部長がこの窓口となってくれたので企画を進めることにしました。今日、4月のフロリダ和歌山文化協会の演奏会への参加と5月の和歌山大学交響楽団演奏会などの調整を行いました。

感染症の世界であっても文化交流は「やれることがある」ので、実現させたいと考えています。フロリダ州の皆さんの演奏会当日を今から楽しみにしています。

また今の大学三回生の生まれは西暦2000年に当たることを知りました。話していると昭和の時代の出来事は知らないことが多いのです。生まれるずっと以前の時代であり、学校で大戦後は範囲に入っていないのではないでしょうか。そのため昭和中期から後期にかけての出来事は分からないのは無理もありません。戦後の昭和生まれが戦前や大正時代の出来事を知らないのと同じです。

ただ考え方がしっかりしていることも分かりました。自分のやりたいことを見つけていますし、上場企業に入ることを目指しているわけではなく自分の得意な分野の仕事をやりたいと進むべき方向を明確に考えているのです。

「社会に出たときのために必要な資格を習得し、目指している分野のスキルを高めておきたい」と話してくれたことで、AIやデジタル系など仕事の選択肢が広がっていることや、若い人が希望する企業では終身雇用が崩れていることを実感しました。

ただ将来の希望の話で嬉しいことがありました。次のような話です。

「私は大阪出身なので、一回生のときの進路希望では『卒業した後は大阪に戻りたいので、就職は大阪市内です』と回答しました。ところが和歌山市で暮らしてみると、とても住みやすくて良いところなのです。食べ物は美味しいですし、生活や勉強に必要なモノは全て揃います。観光地などきれいなところがたくさんありますし『和歌山市で働きたい』と思うようになりました。最近はワーケーションにも力を入れているので、和歌山県に魅力を感じるようになり『和歌山県内に就職しようかな』とも思っています」ということです。

和歌山県で学び、生活をしている中で和歌山県のことを気に入ってくれていることは嬉しいことです。この話を聞いて「是非、和歌山県内で就職してください」と伝えました。若い人が魅力を感じてくれていることを嬉しく思いますし、県政はその期待に応えたいと思います。

珈琲の樹
珈琲の樹

珈琲の樹に立ち寄りました。目的は改めて先週のお礼のためです。闘病中のYさんが「ブルーマウンテンNO1を飲みたい」とベッドで話していたので、このお店が用意してくれたのです。珈琲好きのYさんのお願いを聞いてくれたオーナーさんが「分かりました」と珈琲豆を挽いてくれたのです。そのとき「代金は受け取りません。持って行ってあげてください」というものでした。心を込めた「ブルーマウンテンNO1」の香りにYさんは涙を流して喜んでくれましたが、その報告を伝えに来たのです。

話を聞いたオーナーは「お店は商売でやっていますが、商売よりも大切なものがあります。それは人の心を大切にすることです。人さまのお役に立てることは私も願っていることです」と話してくれました。オーナーの気持ちに心から感謝しています。

その他
  • 風吹荒神社風吹山弁財天院、風吹荒神社に御参りしました。ここは炎の神様を祀っているところであり、強い力を持っています。
  • 築野食品工業(株)を訪ねました。社長を始めとする皆さんが、快く迎えていただいたことに感謝しています。意見交換をさせていただきました。やはり原材料の調達が難しくなっており、エネルギーコストの高騰もあることが分かりました。景気動向の先行きが見通せそうな話を行いました。