県議会一般質問は最終日を迎えました。最終日も4人の議員が登壇して議論を繰り広げました。登壇した同僚議員が「県議会での質問権は貴重で大切な機会です。大切な権利を行使したいと思います。それぞれの議員は地域からの要望を受けて県に要望をしていますが、議員に与えられた一般質問の機会は大切な機会です。今回は地元の皆さんからの要望を一般質問で質したいと思いますので、よろしくお願いいたします」の趣旨の話がありました。まさにその通りだと思います。
県会議員は県民の皆さんから選ばれて県議会に送り出してもらっています。県議会で最も大事な権利が本会議での一般質問の権利です。皆さんから託された権利ですから、大事に行使することが議員の仕事です。一人の意見や要望ではなく、地域全体、多くの方からの要望であれば一般質問で質すことが議員の大切な役割です。
そんな権利を行使して一般質問で議論を交わすことが議員の発言の重みであり、与えられた貴重な権利なのです。県民の皆さんとともに権利を行使することが一般質問の機会だと思います。
昨日は約50人の皆さんが議場に来てくれました。皆さんの思いを背負って一般質問で取り上げて議論を行いました。これが県政の基本であり議員の職責だと思います。
今日、届いた意見として「議会に行って、議員さんがどんな役割を果たしているのか分かりました。片桐さんは毎回、熱心で真摯な姿勢で質問をしていることが分かるので、私たちの思いを聞いて担ってくれていることを頼もしく思います」と伝えてくれました。
皆さんが議場で質疑の様子や空気を感じてもらうこと、県政が動く最初の一歩を知ってもらうことで、より一層、県政に関心を持ってくれるならありがたいことです。皆さんからの県政に関する意見や感想を聞かせてもらうと、その兆しが感じられるので嬉しく思っています。
県議会は明日から予算特別委員会、来週は常任委員会へと場面が変わります。今後、僕の県議会の予定は建設委員会、そしてIR対策特別委員会、本会議を経て採決の予定です。
和歌山県では果物栽培が盛んで、特に紀の川市は果物王国と呼ばれています。貴志川町で生産されるイチゴ「まりひめ」は甘くておいしいので評価が高いのです。貴志川町ではイチゴ栽培が盛んですが、生産者が高齢化していることから後継者の問題があります。
ところが後を継ぐ人が少ないため、新規就農も県政の重点施策としています。県内外から就農の希望者を受け入れる準備を整えているところです。
そして本日、新規就農を希望している方が事務所を訪ねてくれました。「就農したいと思って会社を退職しました。現在、見習いでイチゴ栽培を行っています」と既に実地研修の段階に入っているようです。
イチゴの畑と温室を借り受けてイチゴ栽培に取り掛かっていることを聞いて「和歌山県にとって有り難いこと」だと思いました。経験者から指導を受けながら農作業を行っているところですが、就農するに際して初期資金が必要になります。「農業次世代人材投資資金」の対象になると思うので、必要書類を用意するので手続きを始める準備をしてくれるよう伝えました。また事業を引き継ぐに当たって、留意事項などのアドバイスをさせていただきました。
イチゴ栽培に希望を持って飛び込んでくれたことを感謝しています。新しいことへの挑戦の場面に立ち会えることは嬉しいことですので、この挑戦を応援しています。