活動報告・レポート
2022年2月22日(火)
令和4年2月県議会開会
令和4年2月県議会開会
令和4年2月県議会開会

令和4年2月県議会定例会が開会しました。この議会では令和4年度予算案や条例案などの議案提案がありました。明後日から3月18日までの会期で審議を行います。2月中は令和3年度補正予算案の審議を行い、3月に入ってから令和4年度予算案などの一般質問と委員会審議を経て採決することになります。

さて知事からの議会での説明は次の通りです。

エネオスに関して

令和4年1月25日に和歌山製油所の製油所機能の停止を決定した通知がありました。停止の目途は令和5年10月となっています。民間企業の経営判断によるものですが、経済面と雇用面での地域の基盤であることから、雇用と地域経済への影響が最小となるよう全力で取り組むことにしています。

IRに関して

現在、地域整備計画案についてパブリックコメントを実施しているところです。県民の皆さんの意見を踏まえて同計画を完成させ、和歌山市と公安委員会の同意を得て県議会に提案することになります。県として令和4年4月28日までに、国への区域認定申請に取り組むことにしています。

新政策について

民間ロケット発射場やICT企業の誘致、集積、紀伊半島一周高速道路と四車線化の進展などの取り組みを行っています。これらの施策を継続していきます。

これらに加え新政策として、宇宙関連産業やICT産業の誘致と集積を図り、成長の原動力となる新しい産業を生み出す取り組みを行います。

世界規模で加速しているデジタルトランスフォーメーションの動きに呼応して制作を推し進めることにしています。

また令和5年以降の期間を「ダイヤモンドイヤー」と位置付けて、プロモーションの受入環境の整備を行い、観光産業の再生と発展を目指していきます。

これらの新政策を実行するための令和4年度の当初予算案として、約6,043億円を計上しています。

これらの説明と議案の提案を受けて、議長宛に一般質問の通告を行いました。僕の一般質問は令和4年3月9日、水曜日の四人目。午後2時前から登壇する予定です。皆さんの応援をお願いいたします。

医療的ケア児

令和3年11月に支援学校に通学している「医療的ケア児」に対する要望をいただいたことがあり、令和3年12月県議会の一般質問でこのテーマを取り上げました。

合わせて個別の相談も受けていたので解決のため対応してきました。その結果、令和4年2月から、その子どもが通学している支援学校が「医療的ケア」の対応をしてくれることが決定しました。そのお礼と現状の説明のため保護者の方々が来庁してくれました。「相談に乗っていただきありがとうございました」と言葉をいただきましたが、このときが嬉しい瞬間となります。

福祉部門と教育部門の皆さんの理解と協力を得て、良い結果を導くことが出来ました。全ての方々の行動によって事態を変えることになりました。扉を開けることは簡単なことではありませんが、現状把握に基づいての意見交換、解決方針を固めて協議することを基本として対応しています。その結果が表れたときの話し合いは、笑顔で語れる会となります。このような和を広げていきたいと考えています。

地域を元気にする企画会議
地域を元気にする企画会議

シンガーの羅布陽介さんから「相談があります」と依頼を受けており「開会日に会いましょう」と話していたので来庁してくれました。

考え方の基本は「音楽の力で和歌山県を元気にしたい」というものです。しかも単なるイベントにするのではなくて、音楽を文化として捉えて地域間で交流する取り組みに仕上げたいという相談です。

文化交流とは人の交流であり、歴史的背景があるものです。急に文化を創り出すことは不可能なので、これまでの歴史を紐解いて音楽文化交流の企画会議を行いました。

その結果です。和歌山県と徳島県は、かつては南海道として経済と文化の交流を行っていました。そこで両県の交流の歴史から考えて、阿波踊りと紀州踊りのコラボレーションと両県のシンガーに登場してもらって音楽を通じてエール交換を行うこと。そこに音楽を楽しみたいけれど、参加する方法も機会も乏しかった全ての方々に参加してもらう企画を考えました。今秋に実施できるよう企画書を作成することにしています。