活動報告・レポート
2022年2月13日(日)
風吹荒神社
風吹荒神社
風吹荒神社

岩出市根来に風吹荒神社があります。根来には風吹弁財天がありますが、そこに隣接するように風吹荒神社が存在しています。この風吹荒神社のことはあまり知られていないようですが、非常に力が強いと言われている「立里荒神社」と同等の力が宿っていると建立者から聞いています。

「立里荒神社と同じ火の神様で、一度燃え始めると人が消すことが出来ないほどの強い力を持っています。この根来の山は強いエネルギーを持っていますが、この根来の地を護ってくれている神様です」と話してくれました。

この元である立里荒神社は空海が高野山を開創する際に祀ったと伝わっていると聞いています。この立里荒神社は、誉田別命(ホムタノスメラミコト)と火之迦具土神(ヒノカグツチ)を祀っていることから商売繁盛の神として、また火の神様として崇められていると聞いています。日本書紀では誉田別命(ホムタノスメラミコト)と記されていますが、第15代の応神天皇のことで、火之迦具土神とは「記紀」における火の神様のことだそうです。

力の強い根来の山を鎮めるために、火の神様である火産霊神(カグツチ)をこの地に鎮座させて建立したのが風吹荒神社なのです。エネルギーの強い地を鎮めていることから、火の神様としての力が強く「ここを訪れて願をかけた人を護ってくれる」と聞きました。

根来を訪れるときはいつも風吹弁財天ともに風吹荒神社を御参りして、感謝の気持ちを届けています。建立者と話したところ「風吹弁財天と同じ敷地ではなく、立里荒神社の流れをくむ火の神様なので隣接する場所に建立したものです。一緒に御参りすることで護られますから、私は一年365日、雨の日も台風の日も欠かさず風吹荒神社を訪れ、榊を供え周囲を清掃してから御参りしています。そのお陰でこれまでも事業は上手くいっていますし、全てが護られていると思っています」と伝えてくれました。

確かにいつ訪ねても榊が供えられていますし、お酒などのお供え物があることは気づいていました。毎日欠かすことなく、気持ちを込めて同じことを繰り返している気持ちと行動力は素晴らしいと感じます。

僕は毎日行くことはできませんが、訪れるときはこれまでのこと、そしてこれから起きることに感謝の気持ちを伝えています。

和歌山県に集まれ

「2月15日は旧正月から15日目の元宵節にあたります。元宵を食べたら新年、一年の始まりです。寅年に頑張るぞ」の言葉と共に「人の和 地の利 天の時を待たずに創る。和歌山県に集まれ」のメッセージをいただきました。台湾は旧暦がお正月ですから、この日を迎えるとお正月気分から抜けて新しい年に向かう気持ちに変化することを聞きました。

従来の考え方は「人の和 地の利 天の時」ですが、世界のスピードに乗るために、時を待たないで創り上げる意気込みを伝えてくれたのです。それも和歌山県に集まり世界に向かうためですから、こちらも気合が入ります。

そのため連絡を取り合って、関係機関と調整に必要な準備と資料を整えています。関係する皆さんからの協力を得ながら、これまでの計画が前に向いて進んでいくように導きたいと考えています。

それにしても「和歌山県に集まれ」のメッセージは、シンプルですが勢いのつく言葉です。言葉の力を受け取って「いよいよ時が来た。さぁ、行くぞ」の気持ちで取り組みます。

地域経済

「海南市の海南発電所の撤退に続いて有田市のエネオスの撤退の発表がありました。企業の撤退はこれらの地域だけではなく、和歌山県全体の経済基盤の弱体化と大きな雇用が失われることになります。経済と雇用は県政安定のために必要な基盤ですから、これらに代わる何かが必要です。しかし大企業に代わる施策を見つけるのは簡単ではありません。県政の力を発揮する時だと思います」と意見をいただきました。

地方都市にとって、地域にあった大企業が撤退すると大きな打撃があります。投資額や雇用規模、経済効果、そして広大な用地を代替できるものを誘致するのは簡単ではありません。年月も県としての熱意も必要ですから、世界の状況と法律、最も大事な企業との信頼関係と情報交換を通じて将来を見越しておく必要があるのです。今から準備では間に合わないと思いますので、これまで進めてきた誘致活動をスピードアップしていきます。