活動報告・レポート
2022年1月27日(木)
現状を踏まえた適切な対応の必要性
現状を踏まえた適切な対応の必要性

「まん延防止等重点措置」や雇用などの課題を話し合うための会議を行いました。和歌山県ではオミクロン株感染者が増大していることから、これまで以上に医療従事者や飲食店などに影響を及ぼしています。入院患者病床使用率は全国一となっており、全ての感染者が入院できないためホテルや自宅待機になっています。

日曜日に陽性と判定された友人は2月3日まで自宅待機をしていますが、特段の治療やアドバイスはなく、厚生労働省からメールで送られてきた「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム」の入力を指示されただけです。

ところがこのシステムの入力は簡単ではなく、スムーズに入力できないと伝えてもらいました。「僕は比較的に携帯操作には長けているのですが、それでも入力が難しいソフトです。これでは多くの人は入力しないのではないでしょうか。しかも感染しているので体調がすぐれない人もいると思いますから、発熱やだるさなどがある人は入力しないですよ。もっと簡単に入力できるソフト開発をして欲しいと思います」という意見です。

感染者に対して入力が難しいと感じさせるような依頼をしても、高齢者や携帯操作が得意ではない人は入力しないのではないでしょうか。状況を把握するシステムの簡素化の検討に値すると思います。まずは状況把握ですから多くの人が「協力しよう」と思ってもらえるスタイルを検討して欲しいと思います。

そして和歌山県として「まん延防止等重点措置」を国に要請する状況になっていると感じています。今日、知事が記者会見を行い「まん延防止等重点措置」の申請を行うことを発表しましたが、これまで知事に要請してきたように医療従事者などの安全を確保することや安心して働ける、そして懇親できる安全な環境を整えるべきですし、既にお客さんからのキャンセルが多発している飲食店の支援も必要でした。まして市中感染が拡大してどこで感染しているか分からないこともあり、飲食店に時短要請をして地域経済を支えることも必要だと考えて要請してきました。

明日、飲食業組合の役員の皆さんは知事に「まん延防止等重点措置」の国への申請の要請について意見交換を行いますが、これまでも現状を理解して地域経済を支えるためにも国に措置要請が必要だと考えてきました。飲食店の皆さんの意見も県民の意見であり、現場で働いている人の声でもある切なる思いを届けるとともに、国に対して「まん延防止等重点措置」の要請をすることに対する話し合いをしたいと思います。

リモート会議
リモート会議

ハイテク産業などの企業誘致と人材育成についてリモート会議を行いました。感染症が拡大していることから、当初の予定よりも進み具合は遅くなっていますが、できることは着々と進めています。本日は誘致先の企業と関係する企業の方々とリモートで現状説明と今後の対応に関する協議を行いました。

また和歌山県の場合、有田市にあるエネオスの和歌山製油所の機能停止が発表されましたから、地域経済の衰退と雇用の維持が懸念されています。大企業の取締役会に付託されるような経営判断だと思いますから、今回の撤退の決定が覆ることはありません。撤退が確定したことを前提として、跡地利用について昨日から情報をいただいているので私達のグループで対応できるかどうかの話し合いを行っています。この案件に関しては既に県外からの問い合わせを頂戴しているので、和歌山県が求める産業、そして地球環境保全に適応した産業を中心に話し合いを開始しています。何が相応しいのか決定するのはまだ先のことになりますが、本来であればもっと早い段階で備えておくべきことでした。

このことも踏まえて、私達は県全体としての産業構造を考える重要性を感じています。将来の和歌山県の姿を考えていますが、この問題も視野に入れて計画案を話し合いました。

その他
  • 飲食店の皆さんと「まん延防止等重点措置」の要請について協議を行ったこと。結果として継続して取り組んできたことも実り、午後5時30分から知事が国に対して「まん延防止等重点措置」の要請を行うことを記者会見しました。
  • 和歌山県でオールロケを行った「ひとつぼっち」を鑑賞しました。地元が舞台になった映画なので、地元から盛り上げるために鑑賞のお願いもいただいていました。和歌山マリーナシティや海南市の街並みが登場していました。