活動報告・レポート
2022年1月25日(火)
医療的ケア児の応援
新社屋
新社屋

谷口通商の新社屋が竣工間近になってきたので、谷口社長を訪ねて懇談する時間をいただきました。感染症の影響で本年度の売り上げ見込みは従来の3分の2に落ち込むと予想していることを聞きました。回復させるための戦略を構築しているところで、この新本社社屋はその拠点となるところです。社屋の大きな看板は男気のある谷口さんらしく、力強く豪快さを感じさせてくれます。

本日は、社会的に恵まれていない子ども達を支援する活動について話し合いました。谷口さんは毎年、そんな子ども達を支援していますから今年も活動を聞かせてもらいました。コロナ禍で昨年できなかった支援をすることに意欲的で、その企画に協力したいと思いました。

地域と人に元気を与え続けてくれている谷口社長と懇談した時間を楽しみました。少し暖かくなったように感じています。

医療的ケア児の応援
医療的ケア児の応援

立谷元県議会議員と医療的ケア児の支援に関する会議を行いました。昭和52年から障がい者を支援する活動を行っている立谷さんは「活動を始めた当時は法律もなく、支援してくれる人や団体はそれほど多くありませんでした。法律の根拠がなかったため、障がい者の支援のための相談に行っても行政の支援もそれほど受けられなかったのです。ところが関係者の行動によって徐々に社会が変わっていき法整備も整ってきたので、行政の支援も受けられる時代になっていることを感じています。以前は行政に相談しても『気持ちは分かりますができないですね』と対応は敵わなかったことが、今では真摯に対応してくれるようになりました。大幅な前進ではありませんが社会は徐々に前進していると感じています」と話してくれました。

現在の社会はこれまでの多く人が願い、行動した結果が表れています。これまで誰も思わなかったことが現実になっているものではありません。誰かが「こうしたい」「社会を変えたい」と思って行動した結果が今につながっているのです。

医療的ケア児を行政が支援することも、これまでの活動の結果です。本日は、和歌山市内の支援学校に通っている医療的ケア児に関しての相談と今後の支援を目的とした会議を行いました。

こちらからは保護者の希望している医療的ケアについて説明を行い、当局からは支援学校での協議の状況と支援するための方針を聞かせてもらいました。保護者、何よりも子どもの学校生活と医療的ケアを願って支援することを共通認識として、これまでの経過と1月中にやるべきこと、令和4年度に結果を出すことなどを話し合い、納得できる共通の結論を見出しました。

一人の保護者と子どもだけの話に終わるのではなくて、後々の規範となるように保護者と子どもに寄り添った支援、そしてスケジュール感を持って応援することでまとまりました。共通の目的は、子どもの将来の生活を考えることと保護者の日常の負担を軽減することです。学校に預ける立場の保護者と、預かる立場の学校なので立場の違いはあるものの、子どもが安全で安心できる学校生活を過ごせることと将来の幸せを願っていることは共通です。立場の違いを乗り越えて個人に対しても、普遍性のある支援体制に関しても話し合って理解できる形になりました。

入学したときは医療的ケアを必要としていなかった子どもですが、月日の経過によって医療的ケアが必要な状態になりました。この生徒に関しては、入学前に医療的ケアの方針は立てられなかったので、学年が進んだ現在、学校生活で必要な支援をするための協議を行っています。

良い結果を出せるように話し合い、早期実現に向かうことになりました。関係者の皆さんの寄り添う気持ちと早期対応に感謝しています。

医療的ケア児については令和3年12月県議会一般質問で取り上げたように、今後とも対応していくつもりです。