知人から「接触確認アプリ『COCOA』からメールで通知が来ました。2人の『陽性者との接触確認』の内容でした」と電話がありました。そして「驚いたので保健所に電話をしたところ接触確認アプリ『COCOA』ですか。これまでその通知で連絡してきた人はいませんよ。大丈夫だと思いますよ」という回答だったそうです。
しかし気になるのでもう一度保健所に電話したのです。電話の対応をした職員さんは「直ぐに検査を受けてください」と言ってくれたので、検査を受けるために指定されたところに行ったのです。現場では「接触確認アプリ『COCOA』から通知があって検査に来た人は初めてです」と言われたそうです。このことから、余りにも活用されていないアプリだと感じられますし、職員さんの対応にも違いがあることが分かります。
ただ本人は「このアプリをインストールしていたお陰で陽性者と接触したことを確認することができたので良かったと思っています。接触した日も特定されるので『あの日はどこに行って誰と会った』と思い返すことができるからです。その日に会った人に対して連絡することで注意喚起となり少しでも感染拡大を抑えられると思います」ということです。
知人が言うには「あの日は打ち合わせのためにホテルのロビーに行き、モバイルパソコンで資料を作成するためにカフェにも入りました。市内の会社を訪問して会議室で打ち合わせを行いました」と記憶を辿れたそうです。そこで会った人を思い出せたので連絡を取ることができ「このアプリは必需だと思います」という話をしてくれました。
もうひとつ感じたことは「市中感染が拡大していることです。どの場所でも、誰でも感染の可能性があると感じましたし、近くに忍び寄ってきているので怖いと感じました。オミクロン株は毒性が弱く重症化しないので少し油断していた気持ちが一気に引き締まりました。現状への慣れは禁物ですし、軽く見ていてはいけないと思ったのです」という話を伝えてくれました。
報道の統計の数字を見ても大きな怖さは感じませんが、近くに感染者が発生することや、陽性者との接触確認が判明したときは「身近な怖さ」を感じます。日常の行動と心掛け次第では「誰でも感染する可能性がある」ということです。
市中感染の可能性がある状況ですから感染することは仕方がないとしても、仕方がないと言えるのは、予防するための行動と危機意識をもっておくことが前提です。危機意識がなく油断した行動をして感染することは、社会人ならやってはいけないことだと思います。
さてこの知人が日常行っていた自己管理があります。それはパルスオキシメーターで毎日、数値を測定していたことです。パルスオキシメーターは、動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を指先に光をあてることによって測定する装置のことです。
この方が検査に訪れたとき「パルスオキシメーターで毎日数値を測定しています。鞄に入れて毎日持ち歩いていますよ」と伝えたところ、「そんなことをやっている人に会ったのは初めてです」と対応されたそうです。
パルスオキシメーターを活用している人によると「肺炎等の患者の血中酸素飽和度を測定し、呼吸がうまくできているかどうかを測ることができる医療機器」であり「新型コロナウイルスに感染していないかを数値で推定することができるので、感染予防として自己管理することに資する」ものだそうです。
東京の会社経営者と話したところ「会社では社員の感染症の予防行為として、毎日、測定していますよ。この機器がひとつあれば全員が測定できますから、検査キットよりも簡単で便利ですから活用しています」ということでした。これまで和歌山県で「活用している」と聞いたことがないので驚きました。
パルスオキシメーターによって測定する習慣は感染予防の意識づけにつながるものですから、続けることに意味があると思います。本日、早速、注文したので予防のための習慣にしたいと考えています。