昨年末に「後悔しない生き方」の参考になる記事を送ってもらっていました。お正月に改めて読んでみると、ふたつの心掛けたいことが示されていて参考になりました。これはインターネットで配信されている「後悔しない生き方」のために、精神科医が実践する「2つのルール」(令和3年12月25日)です。
(1)自分は大きなストーリーの中を生きている。
(2)目の前のことをやっていれば必ず何かにつながる。
このふたつの実践をすることですが、その一部を以下に引用します。
自分は大きなストーリーの中を生きていることについて。
もし達成したいことがあれば、それを誰かが引き継いでくれたり、取り組みそのものが誰かに影響を与え、受け継がれていくと考えるのです。
例えば、アメリカで人種差別に立ち向かったキング牧師は道半ばで倒れてしまいましたが、今でも彼のスピーチは多くの人の心を動かし、差別是正に向かう人々の背中を押しています。もし、自分の取り組みが失敗してしまってもそれは無意味ではありません。失敗は成功の母といわれるように、その取り組み自体が達成への大事なヒントになるはずです。
こう考えられるようになるには、”自分のやっていることをちょっと大きな枠で考える”のがよいと思います。別の言い方をすると”自分のやっていることに一歩進んだ意味づけをしてみる”とも言えるかもしれません。
会社に勤めていたら、”その会社がある町・国・世界や環境・未来に、会社や仕事を通してどんな貢献をしているか”と考えるのです。缶コーヒーのCMのコピーにあるように、”世界は誰かの仕事でできている”と考えて、自分の仕事が他の誰か、あるいは未来の誰かのためになるとイメージするのです。
ふたつめは、目の前のことをやっていれば必ず何かにつながることです。
Apple のスティーブ・ジョブズは「Connecting the dots」というスピーチを残しています。
「点と点のつながりは予測できません。あとで振り返って、点のつながりに気付くのです。今やっていることがどこかにつながると信じてください。その点がどこかにつながると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても自信を持って歩き通せるからです。それが人生に違いをもたらします」
スティーブ・ジョブズでさえ、目の前でやっていることが何に繋がるかは予想がしきれないと言っています。一方で、必ず何かにつながるから信じてやり通そうと彼は言っています。
さまざまな経験や知識が、思いがけないところで役に立ったり、組み合わさったりすることで新しい発想に行きついた経験は誰もが持ってるのではないでしょうか?今やっていることが「何か役に立つのだろうか?」とか「無駄にはなったりしないだろうか」とは考えなくていいということです。
以上です。