活動報告・レポート
2022年1月1日(祝・土)
新年の始まり
新年の始まり

新年、令和4年、2022年を迎えました。昨日からたった一日過ぎただけですが、新しい気持ちになります。新しい年の始まりはいつもこれから始まる物語への希望を感じます。どんな物語を書き込んでいくのかを描いていますが、実際どんな物語を展開していくのかは分からないので希望を感じています。

きっと書き始めるときにラストの言葉が決まっている物語はないと思います。物語の始まりの主人公はこれから展開するドラマに不安を抱いていますが、待ち構えている困難や出会いによって勇気と希望を抱き成長していくのです。だからスタートしたときと違うエンディングが待っているのです。これまで出会った人達と一緒に行動することによって得られる日々の出来事は希望へと続く道ですから、どんな不安や困難があっても乗り越えて、ラストシーンとして描いている結果を導きたいと思います。

そんな希望が待っている2022年の扉が開き、新しい物語が始まりました。どこまでいけるのかは誰にも分かりませんし、物語の主人公である自分でも分かりません。不安が付きまといますが、成し遂げていない今はまだ辿り着くところが分からないから、やってみることができるのです。結果を残した歴史上の人物たちも、自分が辿り着く場所、つまり結果は知らなかったはずです。

例えば、令和3年12月に感動させてくれた全日本選手権フリーでの羽生結弦選手の四回転アクセルへの挑戦。成功や失敗はこのときの羽生選手にとって大きな問題ではなかったと思います。

誰も挑戦したことのない歴史に挑戦することに価値があったのです。挑戦できるだけ積み重ねてきた練習量と期待に応えたいと思う気持ちからの挑戦する演技に私達は感動したのです。この瞬間は優勝という結果は誰にも分かっていませんでした。結果を思い描くけれど、その時点で結末は誰にも分からない。これが人生の物語なのです。

きっと羽生選手は北京オリンピックでも四回転アクセルに挑戦することでしょう。オリンピック三連覇を達成して欲しいと願っていますが、安全にそれを狙うよりも、歴史に挑戦して結果を待つと思います。まさに今は誰も、本人も物語の結末は分かっていませんが、本人は物語を書き始めているのです。羽生選手と物語の舞台は違いますが、物語の書き始めは私達も同じだと思います。新しい年の1月1日、私達は誰もが結末の分かっていない物語の始まりの位置に立っているのです。

ただし今日から物語の最初の一行を書き始める必要がありますし、思い描く結末をある程度明確にしておく必要もあります。もし今すぐ書き始めることをしない、結末を想定していないような物語は書き終えることはできませんし、それで結果を待つことは滑稽なことになります。

北京オリンピックで四回転アクセルと三連覇を目指す羽生結弦選手のように、私達も新しい年の初めに2022年の物語のシナリオを描きたいものです。

今日「道は知っていても、実際に歩かなければ分からない」という台詞を聞きました。知っていることや知識は増えていきますが、それに呼応して成長するとは限りません。知っているだけで、自分が思っている結末を得られることはありません。知っていることを頼りに、不安があっても歩き始めなければ勝ち得たい結末を得られることはないのです。

一日前の令和3年12月31日にリモート会議を行いました。そこで2022年に達成すべきことを話し合い、2022年1月にやるべきことを決定しました。今日、そんな2022年の物語がスタートしました。2022年12月、どんな結末が待っているのかは、これから始まる12カ月の行動次第で変わることを意識して物語を描いていきます。