事務所に経営者、教育者、そして学生さんが集まり和歌山県の将来の姿を話し合いました。全員が笑顔になれる将来構想で「2022年は実現に向けた一歩を踏み出す年になるので、希望の持てる年にする」ことを確認しました。
産業と教育、つまり人材育成は一体のもので地域にはどちらも必要です。特にハイテク産業を日本で運営していくためには人材の確保が必要なので、今から育成していくことになります。量子コンピュータや半導体、人工衛星や次世代エネルギーの分野の人材を輩出が求められていることです。そこに共通する教育として外国語は必須ですから、国際世界に向かう教育に関する話も行いました。
まずは企業に来てもらうことを優先させていますが、人材育成と住環境、医療と研究などの都市機能を満たす必要性を感じています。
今回、量子コンピュータの話を伺いましたが、社会を変える技術だと感じました。空を飛ぶ自動車が空中で衝突することなく目的地まで安全に到着する性能を持たせるのも量子コンピュータが必要だということです。また製薬開発などの期間短縮にも寄与することなど、次世代の可能性を生み出してくれる技術だと感じました。この量子力学を開発したのが日本ですが開発レースにおいては劣後していて、現在は中国が先行していることも聞きました。
技術者である経営者は「量子コンピュータは日本が先行しなければならない技術です。世界市場を日本が獲得することで再び技術大国に返り咲くことができます」と話してくれました。
ここで話題になったのは日本の所得水準です。OECD加盟国の中で22位ですから、中位よりのレベルです。このことに危機感を持って施策を講じなければ「再び東から日は昇らないかも」と話し合いました。
そしてハイテク産業や衛星産業の適地は和歌山県にあると確信していますから、世界のWAKAYAMAを目指す発想と行動で2022年は時代を切り拓きたいと考えています。
現状では若い人が日本の社会で希望を持てないと思いますし、先進国ではなくなりつつあることを意識して世界で通用する人になるための教育を受けてもらいたいと思います。
小資源国の日本を支える力は優秀な人材で技術力ですから、将来ともこの力を失うことはできません。若い人には世界で通用する技術と語学を身につけて欲しいことを求めました。和歌山県で世界水準の産業創造と人材育成を図るため、現在の構想をやり遂げることを確認しています。「和歌山県にできるはずがない」という外野の声に対して「和歌山県だからできる」と言いたいと思います。その理由は「本気でやろうとしているから」です。
本気でやろうとしている人がいない地域に、本気でやっている人がいる和歌山県が劣るわけはありません。0と1の違いはできるかできないかの違いですから、1の力を結集させている和歌山県がその力を発揮するのが2022年となります。感染症が収束する時期を迎えるとき、和歌山県が描いている構想が実現に向かっている状態にしておくことを話し合いました。
年末の慌ただしい時期にも関わらず事務所に集まっていただき、和歌山県の将来の夢を話し合えたことを嬉しく思います。本気の夢は実現する夢ですから、笑顔で夢を話し合いました。夢を話し合える仲間に感謝しています。
2020年と2021年は準備の期間であり、2022年は実現に向かう年になります。現代を担っている私達は将来を創っている途中なので、和歌山県の底力を見せてその成果を全国に誇りたいと考えています。
- デフバスケットボールチームの上田監督と立谷顧問と懇談会を行いました。スポーツによる地域振興について話し合いました。
- 夏休みにインターンシップに来てくれた笠間君が事務所に挨拶に来てくれました。会議の場に参加してもらって和歌山県の将来の話を聞いてもらいました。