活動報告・レポート
2021年12月22日(水)
動物保護管理活動に関する協定
動物保護管理活動に関する協定

和歌山県と和歌山県獣医師会は、大規模災害発生時に動物保護管理が円滑に行えることを目的として「大規模災害時における動物保護管理活動に関する協定書の締結」を行いました。令和3年12月2日のことです。

協定では県獣医師会として災害発生時に被災動物に対する支援を行いますが、具体的には次の通りです。

  • 被災動物に対する資材と餌の提供。
  • 飼養困難な被災動物の一時保管。
  • 被災動物の所有者や譲受飼養希望者探しのための情報収集と提供。
  • 飼養者への返還もしくは希望者への譲渡。
  • 負傷した被災動物への応急処置。
  • 被災動物に関する相談の実施。
  • その他必要な災害応急業務。

また協定に平常時の取り組みも含めたことは特筆すべきことです。

災害に備えて必要な措置を講ずるよう飼養者に啓発することや、県が行う訓練に参加することを協定しています。

このことは令和2年9月県議会の一般質問で取り上げて質疑を交わしてから約1年かけて協議を重ねた結果として、この度の協定に至ったものです。当時、獣医師から「大規模災害の発生時に備えて和歌山県と県獣医師会と協定を交わしておくことが必要です」と依頼を受けて協議を行いました。

その時の一般質問項目は「避難所等でのペットとの共生について」であり、「獣医師会との協定について」の質問で「獣医師会などと『災害時における動物救護活動に関する協定』を締結して支援体制を整えることも方法ではないかと思います。関西の各府県においても、府県の獣医師会と協定を締結しているところがあると思います。負傷動物の応急処置や治療、被災動物の保護収容、被災動物の飼育者の支援などのために専門家の支援を受けられるよう、和歌山県獣医師会と協定を締結するなど、連携を図ることが今後の課題だと思います」と提案しました。

当時の環境生活部長から「災害時には、負傷した被災者のペットの飼養や、飼い主とはぐれたペットの収容、怪我をしたペットの治療、飼養が困難となったペットの一時保護や新たな飼い主探しなど、専門的な知識や技術を必要とする様々な課題が発生します。現在、獣医師会において、災害時のこうした課題に対して、具体的にどういう役割を果たせるか検討されており、県としましては、獣医師会の意向も踏まえ、できるだけ早期に協定を締結できるよう協議を進めてまいります」と協定を進めることの答弁をいただきました。

その後の協議において、双方で調整することがたくさんあることから協定のための協議を行ってきましたが、調整が整い協定を締結することができたことを喜びたいと思います。

懇談会

2022年に向けて団結するための懇談会を行いました。気持ちの入ったメンバーによる氣合の入った懇談会となりました。冒頭、僕から県政の主要プロジェクトに係るこれまでの活動経過と、ここから来年に向かう流れを報告しました。役割分担を行うことで仕事を進めたいと考えています。チームの協力と信頼こそが成功の鍵となりますから、今回はさらに強い結束を固める機会となりました。

そして「人と会うことは物語を創ることである」。この言葉をプレゼントしてもらいました。

名言だと思います。コロナ禍において私達は非接触型の社会に適応するようになってきましたが、仕事やコミュニケーションの基本は人と会うことです。人と会うことによって物語が生まれるのです。人と会わないで生まれる物語もあるかもしれませんが、やはりドラマチックな物語は人と出会うことから始まり展開してきます。

2021年も残すところわずかとなりましたが、既に2022年に向けてスタートを切っています。私達の活動によって県土が発展することを期待しています。

その他
  • 企業誘致に関する会議を行い、現在までの進捗と今後の取り組みについて協議を行いました。
  • 全国の統合型リゾートに関する動向確認と話し合いを行いました。
  • 衛星携帯電話に関する打ち合わせを行いました。各国でこの分野の技術開発が進められていますから、わが国の動向に注目しています。