活動報告・レポート
2021年12月20日(月)
デフバスケットボール
デフバスケットボール

昨日の夕方から、デフバスケットボールチーム「ONELYS wakayama(ワンリーズ・ワカヤマ)」の激励会に出席しました。今日の大会で優勝したことから、令和4年1月の近畿大会に出場することが決定しました。感染症対策のため、無観客試合が続く中、監督や選手の皆さんが精神力で戦い結果を残しています。無観客で応援のない中での試合は「きつい」ことから、タフな試合が続いてきたと思いますが、和歌山県代表チームとして近畿大会でも上位に進み、全国大会に進出して欲しいと思います。

上田監督からは「和歌山県のイメージを高めるために、このバスケットボールチームで貢献したいと思います。ただ勝つだけではなくて地域の皆さんに支援してもらわなければチームで活動する意味がないので、地域振興も含めて和歌山県で根付くことを考えています」と話してくれました。

監督と出会ったときからスポーツによる地域振興を語ってくれています。スポーツなので勝つことは大事ですが、何が何でも勝つではありません。選手のマナー、感謝の気持ち、そしてチームは地域と共にあることを意識して試合に挑むことが大事だと思います。

監督に尋ねたところ「このチームの選手は全員素直でマナーが良くて、チームワークが取れています。練習態度も真面目ですから、これからもっと強くなれると思います」と話してくれたように、選手の皆さんは明るくて真面目なメンバーでした。加えて22歳から24歳の選手が主力なので、これからの伸びしろを感じられました。

応援してくれる人への感謝を忘れないで、練習と試合に挑んでいるこのチームの好感度は抜群です。また地元和歌山県出身の選手が3人いて、チームの主力として活躍していることを聞きました。地元の高校から県外の大学に進学して競技を続け、卒業後に和歌山県に戻ってくれているのです。戻った理由は「プロリーグを目指すバスケットチームが誕生したから」というものです。和歌山県を拠点とするチームが出来たことから、地元選手は故郷に戻ることが出来たのです。

これも立派な和歌山県の地域振興につながるものであり、県が取り組んでいる移住対策になるものです。このあと必要なものは、地元の熱い応援とスポンサー、そしてプロバスケットボールチームが使えるレベルの体育館です。

スポーツチームに関係する皆さんから、他の府県の競技場を見て感じたことに「スポーツ施設が脆弱です」という意見があります。野球場、サッカー場、テニスコート、体育館もです。特にプロレベルの選手が試合のできる会場は少ないので「子ども達のためにも整備して欲しい」という意見が今までも数多く寄せられています。バスケットボールでも同じことが言えそうです。

プロリーグを目指すチームが誕生したので、今後は競技場の建設や整備も検討課題だと認識できました。監督やコーチと懇談をしたことで、このチームと競技にも関心を持つことが出来ました。やはりコミュニケーションはとても大事だと感じています。このチームが出場する試合の応援に行くことができる日を楽しみにしています。

経営者の言葉

日本と米国を拠点として、半年が日本、半年が米国で生活をして往復している経営者の話を聞かせてもらいました。経営方針と従業員さんに伝えていることは「健康を大切にして、人に思いやりを持つこと」だと話してくれました。健康と思いやりを掲げる企業は少ないように思いますが、働く人を大切にすること、お客さんに感謝することを基本にして成長を続けていることから、学ぶことがありました。

今日の話の中で次の言葉を紹介します。

  1. 「情報とは心が青いことを知らせることです。心が黒いと情報とは言いません」
    心が清い人からの話は情報と言いますが、心が黒い人からの話は情報と言わないで良くない噂と言うそうです。
  2. 「正しいこと、美しいことは社会から受け入れられます」決して正しいことが受け入れられる社会ではありませんが、理解してくれる人は応援してくれるので、最後は多くの人に理解されることになります。同じように美しいことは人の心を動かしますから、汚いことよりも美しい行いをしたいものです。