今年もシャンソン教室のクリスマスコンサートに出席しました。今年は例年よりも出席者が多く、その理由は皆さんとの話で聞いた「コロナで明け暮れた日々を終わらせたいと願う気持ち」からだったと思います。
シャンソン教室の出演者は気合が入り、今年最終のコンサートを歌声で元気に締め括ってくれました。皆さんは平穏な日々を願う気持ちを、シャンソンの歌声に乗せて届けてくれたように感じます。ステージでのコメントは「皆さんに感謝」「生かされていることに感謝」「歌えることに感謝」など、皆さんは感謝の気持ちを私達に届けてくれたのです。ステージで歌えるのは聴いてくれる人がいるから。舞台で話が出来るのも聞いてくれる人がいるからです。多くの人の心に感謝の気持ちが一層、芽生えた一年だったとおもいます。
そしてシャンソンを聴いている私達も「みんなと一緒に歌を聴くことができることに感謝」であり、「案内してくれたことへの感謝」の気持ちを持っていました。双方が感謝の気持ちを持ったからだと思いますが、明るく楽しいクリスマスコンサートになりました。一所懸命な姿は人に感動を届けてくれますし、共有している時間を大切なものにしてくれます。そんな心が交流した時間でした。
一緒のテーブルの隣に座っていた方は「片桐さんですか。シャンソン協会の立役者だった池内さんから聞いていますよ。市議会に出るときから聞いています。残念ながらお亡くなりになったことを後から知りましたが」と話をしてくれました。僕とこのシャンソン教室のご縁は池内さんがつないでくれたものですから、今も恩人だと感謝しているところです。懐かしくて嬉しい名前を聞いたので、池内さんとの思い出とシャンソンの話が弾みました。つないでもらったご縁はどこかで表れるものであり、そこからそのご縁は続いていくものだと思います。シャンソンの歌声と共に池内さんのことが蘇りました。このことにも感謝しています。
教室の皆さんの素敵な歌声を聴かせてもらった後、橋本佳代先生の歌でコンサートを締め括りました。会場のみんなが一体感を感じて元気になるような構成でした。暮れ行く令和3年を思いながらも、新しい年に期待を抱かせてくれるようなフィナーレでした。終わりは始まりにつながりますし、漠然とした不安は具体化することで希望に転じることができます。クリスマスのシャンソンの歌声は、そんな私達の思いを届けてくれたように感じます。
そして僕を見つけて声をかけてくれた出演者の皆さんに感謝しています。人前で歌うことは簡単なことではなく、僕は出演者の皆さんがこの日のために多くの時間を費やした日々があったことを知っています。心から感謝の気持ちを伝えます。
お世話になっている飲食店の懇親会の案内をいただいていたので出席させてもらいました。主催者から挨拶と懇親の機会を頂戴したことに感謝しています。常連のお客さんが多く、皆さんと笑顔で交流することが出来ました。その中に小学校のときの同級生がいたので、顔を合わせてお互いに驚きました。同級生は初参加だったようですが、ご縁があってオーナーから案内してもらったそうです。ここでも深いご縁がまたつながり話に花が咲きました。
そして僕が参加したことを、お客さん達が大変喜んでくれたことを嬉しく思います。年に数回だけ顔を合わせる人もいるので、この時間が大切なものだと氣づきます。今年の出来事や仕事を忘れられる時間は、毎年繰り返される年末の風物詩のように感じますが、実はたった一度の機会なのです。毎年、同じメンバーではありませんし、取り巻く環境も異なるからです
令和3年も過ぎ行く年になりつつあることを感じながら、今日の日の出会いを楽しみました。
今日、出会った皆さんに感謝しています。