活動報告・レポート
2021年12月17日(金)
県議会閉会

県議会定例会が最終日を迎え、提案された議案の採決を行い閉会しました。補正予算案など全ての議案を可決したので、県政は新しい年に備えることになります。

令和4年は1月から統合型リゾートの議論を行うことになりますし、南紀白浜空港のビジネスジェットの駐機場の設置や衛星携帯に向けた話し合い、そしてハイテク産業の誘致などを協議することになります。

当局は「今日の話し合いのように、将来の和歌山県が明るいものになる施策を協議できることは有り難いことです。県庁の異動は4月ですが、夢を感じるプロジェクトを進めるために、できるならこの部門に残りたいと思いますし、仮に異動になったとしても道筋はつけたいと思います」と話してくれるなど良い話し合いができました。

令和3年は感染症対策や飲食店を始めとする支援策などの施策を行い、地域経済を支えることを行ってきました。域内の経済活動は止まった感がありますが、その中でも着実にできることから協議を続けてきました。令和4年はこれまでの成果を確実に実現させていく年となりますから、とても重要だと考えています。

施策を進めるためには信用と予算化、または資金力が不可欠です。このふたつがあることで事業は進みます。会議をしていると停滞している空気を感じるときと動いていることを実感できる空気が満ちてくるときがあります。今日、表現した言葉のように「空気に色がついてくる」ような感覚があれば事業は進め始めます。

ただ事業の準備を進めている中で、仮に99パーセントまで進捗したとしても、残りの1パーセントで止まってしまうことがあります。たった1パーセントが阻害要因となるだけで、100パーセントできなくなってしまうことは多々ありますから、最終段階まで見通して進めていくことが大事なことです。繰り返しますが信用と資金力が土台となり、そこに推進力をつけるためのチームが必要となります。やれるメンバーが集まること、そして会議は明るく元気に前向きな議論を交わせる空気が必要です。深刻で重苦しい空気はメンバーの士気を落としてしまうので、とにかく笑顔が見える会議にすることを心掛けています。

コロナ禍において、人もビジネスも地方に移転する時代だと一時、言われたことがありますが、現実は東京に集中していますし、地方都市が恩恵を受けていることはありません。むしろ県庁所在地以外の市町は経済再生を図る必要がありますし、企業誘致も雇用も増加させることが依然として重要な施策となっています。

県議会でも感染症対策と共に令和4年度に向けた議論が交わされました。和歌山県内で人が動くこと、仕事が増えることなどの施策が必要なのです。ポストコロナの時代の和歌山県の将来を築くための一年にするために、1月からより一層の行動を開始することにしています。そのための会議を行い、主要プロジェクトの現状を共有すること、1月から3月までの行動計画を確かめました。公開することはできませんが事業推進の中心となるメンバーとは情報を「見える化」させることが必要です。誤解や行き違いを防止するために、これまでの議事録を基にして協議を続けています。

令和3年12月県議会を終えると、12月ももう終わりに近づいてきたことを実感しています。主要プロジェクトの協議を続けてきたので、令和4年に向けた基礎固めを行えた12月となりました。和歌山県の明るい未来につながることを目指して動いていますから、令和4年が飛躍の年になると確信しています。

議会最終日、令和4年2月県議会定例会の日程案が示されました。もう県政は次に向けてスタートしていますから、今の取り組みを継続していく予定です。