活動報告・レポート
2021年12月14日(火)
建設委員会
建設委員会

県議会建設委員会が開催されました。今回、説明のあった県土整備部に関する主な動きは次の通りです。

1.「防災・減災・国土強靭化のための5か年加速化対策」の予算だけではなく、今年6月の千葉県八街市の通学路で通学中の児童5人が死傷した交通事故を受けて実施している通学路対策の予算を計上しています。

2.有田から印南間の4車線化については令和3年12月18日に完成予定となりました。渋滞の解消はもちろんのこと、南海トラフ巨大地震に備えた強靭化や観光産業の再生と発展に寄与するものです。

3.すさみ・串本道路は令和7年春の全線開通に向けて改良工事などが進められています。

4.和歌山県の空き家率は20.3パーセントと全国ワースト2位であることから所有者に対する啓発や相談体制を整えるなど対策を強化しています。

今回の建設委員会での僕の質問は次の通りです。

木ノ本から梅原に至る西脇梅原線の渋滞が激しく、朝夕はもちろんのこと日中も渋滞が続いています。この原因は木ノ本周辺などに新しい住宅が建築されているにも関わらず、県道の改良がなされていないことにあります。また梅原交差点は変則的なのでスムーズに進入できないことも原因の一つです。

地元からも渋滞緩和対策として交差点の改良などの要望がありますが、重大事故が起きない前に道路の改良や安全対策が必要だと思います。

部長の説明でもあったように全国的に通学の事故が発生していることもあり、道路の点検や改良が進められています。和歌山県でも予算化を図り順次安全対策を進めていると思います。そこで通学路の安全対策について具体例を示す方がわかりやすいと思いますので質問します。

向陽高校や日進中学校前の県道にある歩道の安全確保についてです。この県道も通学、通勤時間帯は渋滞しているため、車と自転車、そして歩行者が入り乱れているような状況です。この歩道は歩道幅を拡幅していることから行き交うことができるのですが、向陽高校から西側に行くにつれて歩道幅が狭まっていきます。そのため自転車と歩行者が混在して危険な通学環境になっています。

地元からも危険箇所との要望があると思いますが、歩道の狭い箇所の拡幅などの安全対策が必要だと思います。この区間の安全対策を検討してくれることを依頼します。

また同じ通学路にある三叉路が危険個所となっています。ここでも車と歩行者が入り乱れているので事故の危険性があります。そこで県道の危険と思われる三叉路に三叉路の道路表示をするなど安全対策を検討してくれることを要望します。地元の学校と連携するなど対応を要望いたします。

以上2点について質問、要望を行いました。道路の安全対策に関しては重大事故が発生してからでは遅いので事前対策が必要です。1つの重大事故の背景には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常があるというハインリッヒの法則があるように、特に通学路に関しては安全確保を急ぐ必要があると考えています。

その他
  • デジタルグリッドをプラットホームにした再生可能エネルギー供給について協議を行いました。和歌山県内では未だ利用されていないので、導入の可能性についても話し合いました。電力価格が上昇していること、特に冬場の価格が上昇していることから難しさがありますが、このシステムを研究しています。
  • 企業誘致に関して会議を行いました。世界企業は「RE100」のエネルギーを求めていることもあり、和歌山県で供給する可能性に関しても協議を行いました。具体的に導入に向けた取り組みも話し合いました。