活動報告・レポート
2021年11月26日(金)
理事研修会
理事研修会

理事を務めさせてもらっている社会福祉法人の理事研修会に参加しました。理事長と事務長が今日と明日の行程での研修会を企画してくれました。コロナ禍のため2年間はリモート理事会が中心となっていたため顔合わせをする機会が減少していました。そこで最近の課題解決のための協議と和歌山県と東京の理事の懇親の機会を持つことになり、中間地点の京都での研修会となったものです。

理事長の人柄は素晴らしく、同社会福祉法人の作業所で働いている障がい者の皆さんの研修会や謝恩会を実施しています。以前、家族を含めて約50人の従業員の皆さんと東京ディズニーランドの慰安会を実施したことや、クリスマス会も毎年実施しています。理事長の「働いてくれている方々にやりがいと喜びを感じてもらいたいので実施してきました。費用はかかりますが、働いている皆さんが稼働してくれたらそれで良いのです」という考え方から実現しているものです。

同じように「理事会の方がいてアドバイスを頂戴しているので経営が成り立っています。感謝の気持ちで仕事をさせてもらっているので、お忙しい中ですが二日間を研修会に充ててもらえたことを嬉しく思います」と実施した気持ちを伝えてくれました。社会福祉法人の経営のことだけではなく、理事の研鑽機会となることを目指して企画してくれたことが分かる内容でした。

例えば子どもが減少して廃校になった小学校をリノベーションしてホテルとして蘇らせた事例の説明を聞かせてもらいました。昭和8年に開校した小学校ですが、中心地の子どもが減ったため廃校となっていました。市と協議を続けてホテルとして再生することになったものです。外観はそのままで、教室の形状も生かしてホテルに改装しています。このホテルはサービスレベルが高く快適さを追求していました。

ホテルの経営者は「ゆっくり滞在してもらうためにはお部屋に快適性が必要です。特にトイレとお風呂は重要なファクターなので、自宅と同じように独立させたうえ、広いスペースを確保しています。トイレとお風呂が快適だと思ってもらうことが重要だと認識しています」と説明してくれました。従業員さんのサービスや印象、食事は大事ですがトイレとお風呂もさらに重要です。広いスペースを設けてリラックスできる環境を整えています。

理事研修会

また食事場所には驚きました。元小学校だったこともあり、レストランが図書室のようになっているのです。テーブルを囲むように書棚がありそこには本が並べられているのです。こんな食事スペースは初めてだったのでスタッフに尋ねてみたところ「そうです。図書室のイメージをそのまま残しています。読みたい本があればこの場で読んでくつろいでもらっても良いですし、お部屋に持ち帰ってくれても大丈夫です」と答えてくれました。専門書も用意されていたので研修機会になれる雰囲気がありました。

このように快適さを用意してくれたこともあり、理事研修会の初日は充実した内容になりました。そして東京から参加した理事が食事の後に「サプライズを用意しています」と屋上に案内してくれました。屋上に上がるとカフェになっていて市内が一望できるのです。その光景は「素晴らしい」の一言です。屋上なので冷たい風と寒さがありましたが、それを超える感動がある場所でした。

素晴らしい理事会のメンバーと共に研修会に参加できたことを嬉しく思っています。明るく元気で研究熱心な理事の皆さんと研修会に参加できたことを嬉しく思っています。研修しながら高め合える関係は素晴らしいと思っています。

明日は研修会の二日目ですが、普段と異なる環境の下、理事の皆さんからの学びと氣づきがありそうです。