「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」で明日の講演会の会議と歓迎会を開催しました。
明日の講演会のために文化庁文化財第一課長の鍋島豊さんと銅像教育研究会代表の丸岡慎弥さんが和歌山市に来てくれたので、意見交換と歓迎の会を開催したものです。実行委員会のメンバーが両講師と共に和歌山県の偉人と文化と歴史に関する意見交換を行い、明日の講演会に備えることができました。
各地に建立されている偉人の銅像は、そのまちの文化と教育に影響を与えるもので、偉人の銅像のあるところは「教育に熱心」だということです。確かに小さい頃に銅像がある公園などに行った経験があると、大人になっても覚えているのです。僕も小学生の頃に岡公園に連れて行ってもらいましたが、そこに建立されている陸奥宗光像のことは知っていました。何を成し遂げた人なのか知りませんでしたが、先生の銅像があることは覚えているのです。
父親から「和歌山県の偉人といえば陸奥宗光だ。不平等条約の改正をやった人」と話を聞いたことを覚えています。子どもの僕は何気なく「偉い人だったんだ」と思ったことも覚えています。それから何十年もの間、陸奥宗光伯のことは忘れていましたし、故郷の偉人に関して勉強することもありませんでした。それが同実行委員会の活動に参加するようになって、陸奥宗光伯の功績と志を知るようになったのです。一人の故郷の偉人の生き様を知ってからは、その功績と志を伝えることが役割だと思うようになりました。この会で学んだことを議会や報告会、授業で伝える活動もしていますし、伝えることでまた学んでいます。
そこから端を発して実行委員会では活動の領域を故郷の偉人全体に拡大しています。その功績が十分に伝えられていない故郷の偉人を皆さんに伝える学習会や講演活動を本年度から行っています。
明日の講演会「陸奥宗光伯と歴史、文化、教育、芸術、生命」もその一つであり、メンバーがそれぞれ故郷の偉人を取り上げて講義を行います。お迎えしている講師の方々と一緒の講演会で伝えられる機会があることを喜んでいますし、記録として残る機会を大切にしたいと考えています。
これまでも実行委員会の活動の足跡は新聞やホームページに掲載されていますが、活動の一つひとつが積み重なって大きな成果につながっていることを実感しています。一つの新聞記事が掲載されるまでに費やした時間と活動は私達の誇りであり、活動の記録として後世に残せるものです。新聞記事を読んでくれた一部の方々から「故郷の偉人を称える良い活動をしていいますね」「偉人も凄いけれど伝える活動をしているこの会も凄いですね」というお声も届いていますが、そのことが励みとなっていますし、記録にも記憶にも残って後の時代に伝えている実感を得られています。
明日は「紀の国わかやま文化祭2021」の舞台です。この講演会も活動の記録に残すものですし、令和3年の国民文化祭の記憶として、いつまでも残るものだと信じています。
歓迎会の最後の挨拶で「これまで明日の講演会のために企画と準備を行ってきました。明日はメンバー全員で成果を出したいと思います」と締め括りましたが、気持ちを込めて偉人の生き様を伝えたいと考えています。
文化とは同じことを繰り返し繰り返して定着していくものです。一回だけの活動で伝えられることは稀だと思っています。これまで故郷の偉人の功績を何度も何度も繰り返してきましたが、明日はその中でも成果を出したい大きな企画に位置付けています。故郷の偉人の功績を通じて私達の思いを来場された皆さんに伝えたいと考えています。
- 企業誘致に関する会議を行いました。今後の進め方を協議した中で、さらに体制を強化確立していき実現に向かうことを確認しました。
- 教師の方々と学校教育のあり方について会議を行いました。役割分担を行いながら計画を進めています。
- 和歌山県のIRに関する打ち合わせを行いました。現状を踏まえてどう対応すべきか意見を伺いながら来週の特別委員会の準備を行っています。